Concept
この住宅は、障害者がシェアハウスで暮らしながら、地域に当たり前に溶け込んでゆける「インクルーシブ」な家として設計デザインしました。
建物の1階部分は、障害者の自立支援を行うヘルパー派遣事業所と、日替わりでオーナーチェンジするシェアタイプの飲食店舗を設け、2階と3階は入居者とその家族が複数世帯で暮らすシェアハウスとなっています。更に4階にはシェアリビングと家庭菜園ができる広いテラスを設置し、1階から最上階の4階までを吹き抜けの階段でつなぐことで、より人の気配を感じられる住まいが実現しました。
また、介護用の機器を設置することで生まれる無機質な印象をできる限り軽減させるため、天然木や漆喰といった一般住宅用の建材を積極的に採用しています。
支援する側もされる側も、入居する仲間や、カフェを通してつながる人々とともに、地域と繋がりをもって暮らしていける住まいを描きました。
『はちくりはうす』ご紹介動画
はちくりはうすオーナー竹村 眞紀さんのインタビュー記事
vol.51 はちくりはうす・竹村 眞紀さんと、編む〈プロジェクト編〉
vol.52はちくりはうす・竹村 眞紀さんと、編む〈インタビュー編〉
ブルースタジオのタブロイド誌「THE TALES」で特集しました