Concept
佐原は関東で最初の重要伝統建造物群保存地区として指定された魅力溢れる街です。佐原には、農民の「惣」という共同体がありました。
かつての「惣」のように、自分達のほしい暮らしを自分達の手で作る場として、ビルをリノベーションしオープンした『丸惣』。地域の社交場としての、豊富な地元食材を生かしたお惣菜店だけではなく、購入したものを食べられるイートインスペース、地域の方々が料理教室をできるシェアキッチンを備えています。
工事中に塗装のワークショップを開催したり、佐原に昔から残されてきた古道具を再活用したビルは、携わる人々の文化や強みが大いに反映されて作られました。佐原の人々が日常を楽しく生活できる地域の社交場として、佐原のまちを盛り上げます。
ロゴマークは、崩した惣の文字の上に二重の丸をデザインしました。まちの人達が一致団結する佐原の大祭「のの字まわし」の軌跡をマークに落とし込み、またこの円の重なりは、この場所を起点としてまちへ普及していく思いも込めています。