Concept
京都にあるセカンドハウスのマンションリノベーション。
家での過ごし方や、楽しみ方が多様なご夫婦なので、室内に様々な居場所を設けました。さらには、目のやり場をつくること、規定のスタイルを超えること、という2つをキーワードに設計。
間取りは全体に大きなワンルーム。一角に設けたベッドスペースは、ガラスでLDKと緩やかに区切りました。プライバシーを高める際は大きな引戸でも仕切れる様にしています。ベッドスペースの奥には、サニタリー、バスルーム、ウォークインクロゼットへと続くサブ動線が。掃除道具や、洗濯物、買い物バックの置き場所から、ゴミの出し方まで、物のアドレスや、毎日の家事動線もデザインし、暮らしの機能性を高めました。
また、アートや、植物、花器などを置く“間”を取りつつ、外の風景を感じる場所や、火を眺める場所など、目のやり場を作りました。
目指したのは、機能と意匠が一体となった住宅。
住まいで個の極致を目指すこと。その文化、風土が日本建築にはあるはずです。