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陽明館

近代の別荘建築を次世代へ『つかい継ぐ』

Villa Renovation, March 2017
Design: Yoshihiko Oshima, Masato Heitaku, Misaki Seki
Location: Atami-city, Shizuoka
Floor area: 267.21㎡
Contracter: Setokensetsu

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Concept

 昭和戦前期に製紙系財閥の別荘として建てられた別荘建築「陽明館(ようめいかん)」は、初島・伊豆大島を前面に望む熱海の景勝地に建ち、楼閣風の二階・和洋折衷様式など、近代別荘建築の普及の様相を示しています。「陽明館」は、その後数度のオーナーチェンジを経ながらも、今日まで使い継がれて来ました。
 所有者は、今後もこの建物を継承していきたい、との強い想いから、今後もこの「陽明館」を単なる保存ではなく次世代へ『つかい継ぐ』ことを決断。建物の歴史的特徴の継承は勿論のこと、長期的な維持管理や劣化対策、安全性の確保、そして現代の機能的なニーズへの対応を目的とし、大規模修繕や耐震補強、建築時意匠の復元に加えて、水廻りの設備仕様も変更。昔ながらの続き間を次世代の交流の場として有効に活用していくことを前提とした計画を行なっています。また、複雑な屋根形状と落ち葉の多い山間地であることから、手入れのしやすい部分以外は雨樋を極力設けず、屋根瓦を保護する捨て瓦の設置や建物周囲への雨落ち溝の整備など長期的な維持管理のしやすさを考慮しています。
 歴史的価値を有する建物を、より永く継承して行く為に。保存ではなく『つかい継ぐ』為のリノベーションです。

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 昭和戦前期に製紙系財閥の別荘として建てられた別荘建築「陽明館(ようめいかん)」は、初島・伊豆大島を前面に望む熱海の景勝地に建ち、楼閣風の二階・和洋折衷様式など、近代別荘建築の普及の様相を示しています。「陽明館」は、その後数度のオーナーチェンジを経ながらも、今日まで使い継がれて来ました。
 所有者は、今後もこの建物を継承していきたい、との強い想いから、今後もこの「陽明館」を単なる保存ではなく次世代へ『つかい継ぐ』ことを決断。建物の歴史的特徴の継承は勿論のこと、長期的な維持管理や劣化対策、安全性の確保、そして現代の機能的なニーズへの対応を目的とし、大規模修繕や耐震補強、建築時意匠の復元に加えて、水廻りの設備仕様も変更。昔ながらの続き間を次世代の交流の場として有効に活用していくことを前提とした計画を行なっています。また、複雑な屋根形状と落ち葉の多い山間地であることから、手入れのしやすい部分以外は雨樋を極力設けず、屋根瓦を保護する捨て瓦の設置や建物周囲への雨落ち溝の整備など長期的な維持管理のしやすさを考慮しています。
 歴史的価値を有する建物を、より永く継承して行く為に。保存ではなく『つかい継ぐ』為のリノベーションです。





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