Concept

施主夫婦の希望は、「各々の部屋が欲しい」というシンプルなもの。楽器や読書、趣味のために籠れることが目的だったので壁側に寄せて閉じた空間を作り、限られた中で十分なスペースとストレスのない動線とを確保するため、配置すべきピアノやデスクの寸法から不要な区間を削り取ることで、リビング中央に六角形の部屋が生まれました。適度な囲まれている感があるため、各々の部屋の扉を開けていても空気を共有した暮らしが生まれています。