Outline & Concept

桜の名所として知られる東京 中目黒。その目黒川のほとりに建つ店舗・オフィスビル（構造・規模：RC 造・地上 3 階建て）をコンバージョン（用途変更）し、テナント棟・美術館棟からなる複合施設としました。

美術館は「郷さくら美術館 東京」。企業のメセナ活動施設として開館した近代日本画の専門美術館「郷さくら美術館」の別館です。

コンバージョンにあたっては、美術館という用途の特性上必須であったバリアフリー新法への適合や異種用途間における防犯性能と避難性能の両立を克服しました。また、美術館のファサードには、郷さくら美術館の桜の紋様をモチーフとした1100枚の陶器タイルを使用し、昼夜で大きく異なる表情を演出。幅広い層を気軽に近代日本画へと誘引します。