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INTERVIEW No.01


No.01

小瀧 敦 / Atsushi Kotaki

グラフィックデザイナー小瀧 敦氏にお話を伺いました。

ブルースタジオ(以下BS) 小瀧 敦(以下AK)

BS 小瀧氏は現在「ノーテク」・「キッカケ」・「ビスケットグラフィクス」という3つのチャンネルを持たれているようですが、これらの違いは何なのですか?
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AK 「ノーテク」は商業広告のグラフィクスをメインに行うチャンネルで、いわゆる非常に対社会的な営利集団ですね。これに対して「キッカケ」と「ビスケットグラフィクス」は僕個人のマスターベーションとでも言うべきチャンネルと考えています。
BS 「キッカケ」とはとても興味深い名前ですが、なぜこのような名前をつけられたのですか?
AK これは僕のデザインに対するスタンス共通の考え方なのですが、僕のつくり出したモノが社会に一人歩きしたとき、そのモノを介して人と人のコミュニケーションが生み出される、つまり「切っ掛け」になるようなモノになって欲しいという思いなんです。
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BS 「キッカケ」はどのようなモノをデザインされているのですか?
AK Tシャツや帽子など、身につけるものをデザインしています。身につけるモノって視覚的に一番他人にアピールするじゃないですか。そこに描かれたグラフィックがオモシロイものだと「あれ?これ何?」って感じで、身につけた人と周りの人が、ついついお話しを始めてしまうような「キッカケ」になるんですよね。
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BS 少し話しの焦点が変わりますが、今のようにモノづくりを始められるようになったキッカケも、やはり何かあったのでしょうか?
AK ちょうど二十歳の頃だったと思いますが、もう単純に「女の子にモテたい!」ということでしたね。(笑)この気持ちは当然今もそもまま持ちつづけているのですけれど、もう少し冷静に考えてみれば、「いつも周りの人たちに注目されていたい」という事なんですよ。常に何かをアピールして「俺はここにいるんだよー」と言っていたいんでしょうね。だから「キッカケ」みたいな創作活動を今でもやっているんだと思います。
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BS つまり小瀧さんはいつも人恋しい目立ちたがりやと言う事なんですね。(笑)でもこれはデザインに携わる人たちの共通の思いなのかも知れませんね。 これからもいろいろなコミュニケーションの「キッカケ」を創り出して行って下さい! 今日はお忙しい中、時間を割いていただいてありがとうございました。

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2000年11月26日 小瀧氏のスタジオにて
インタビュアー:大島芳彦(blue studio)

小瀧 敦

Atsushi Kotaki

グラフィックデザイナー

http://www.kikkake.org/
1972年 東京都生まれ
現在「ノーテク」、「キッカケ」、「ビスケットグラフィクス」の
3つのチャンネルで創作活動を繰り広げる。





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