「ここは私以外の、誰が住むんだろう」
リビングに面する大胆なオープンバスが印象的なブルースタジオの物件『lagoa』。この部屋に住んでいるのは、フリーで様々なアート活動を行う春名めぐみさん。学生のときに上京して以来、1年に1回の頻度で賃貸物件を転々をした後にこの部屋に出会った。
あらかじめエリアなどの条件を絞込みインターネットで部屋を探していて、この部屋を見つけた。散歩がてら気軽な気持ちで部屋を内見しにきたが、その場で入居を決めることになった。
「部屋に入った時のインスピレーションで、ここは私が住まなくて誰が住むんだろうと思ったんです。それほどまでに、オープンバスという大胆な発想と扉のないフラットなデザインが自分にフィットしました。」
実は閉所恐怖症で地下鉄などの暗所が苦手だという春名さん。この部屋の入居の決め手はどこだったのだろうか。
「オープンバスと白いレンガ壁が入居の決め手でした。これまで住んできた部屋のユニットバスにはずっと満足していなかったんです。でも今は、本当に疲れている日以外は毎日このお風呂につかっています。お風呂に入りながらデザインを考えたり、本を読んだりするのが好きですね。この板張りの部分にたくさん物が置けるのも気に入っています」
部屋には春名さんが描いた絵がいくつも飾られている。自分の作品をギャラリーのように飾ることができる白いレンガ壁も、この部屋に住む決め手となったそうだ。