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case:近居 × 中古マンションリノベーション 郊外エリアで送る「お隣さん」ライフ 千葉県市川市・round square

都内に勤め先がある30代の共働き夫婦が購入した中古マンションは、市川市にあるご主人のご実家から徒歩1分の場所にある物件。ご両親や近隣との触れ合いの中で子どもを育てたいという思いから、親との「近居」というスタイルを選択した事例です。


round square

住人:夫(35歳・会社員)、妻(35歳・会社員)、子ども(1歳)|所在地:千葉県市川市
築年数:築19年(リノベーション時)|規模:4階建て(居住階:2階)|構造:鉄筋コンクリート造
延床面積:55.11㎡|リノベーション完了年:2013年


Q1 ご主人のご両親との「近居」を選んだのはなぜですか?

購入当時はまだいませんでしたが、子どもが生まれたあとのことを考えて、実家近くでの住宅購入を考えました。共働きなので両親から子育てのサポートを得たかったこと、祖父母や近隣の人との触れ合いが日常的にある環境で子どもを育てたいという思いがありました。両親の老後ケアも理由のひとつですが、夫婦二人暮らしが長かったので同居はライフスタイルが激変してしまうと思い、近居を選びました。

Q2 どのような条件で物件探しをしたのですか?

当初は、バスや自転車で実家と行き来ができる場所で物件を探していました。でも、近居の目的である両親からの子育てサポートや両親の老後ケアが実現しにくそうだったので、徒歩で行き来できる距離圏に絞りました。最終的に、実家から徒歩1分の場所にあるマンションの一室がたまたま売りに出ていたのを見つけ、購入に至りました。当初検討していたエリアの物件より物件購入費用を抑えることもできました。

Q3 ご両親との「近居」を選んで良かったと思うのはどんなことですか?

子どもが生まれた現在は、期待していた通りの子育てサポートを両親から得ることができ、とても助かっています。実際に近くで暮らしてお互いの生活ペースが見えてきた今、ある程度の距離感があるほうが快適であることを実感しています。

Q4 ご実家の建物や今のお住まいの将来についてはどのようにお考えですか?

今はまだ深刻ではないものの、55㎡とそう広くない家なので、子どもの成長に伴い手狭感を感じています。一方、実家は同居できるほどの広さはありませんが我が家よりも広さがあり、戸建てです。具体的にではありませんが、住まいを交換して、僕ら家族は実家に住み、両親はこちらのマンションに住むという形や、実家で同居をするという形も考え始めています。


POINT

都心志向より生まれ育った実家への近居。この傾向はここ最近の住まい手の意識変化の中でも特に目立ってきています。憧れの街での分かりやすい魅力にも惹かれますが、縁があるからこそ本当の良さがわかる・愛情が持てることにかけがえのない価値を見出すちょっと進んだ人たちが増えてきていることの表れだと思います。round squareのお二人は、その先駆けとも言える方々でした。(ブルースタジオ・石井健)








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