今、リノベーションによる「まち」の再生が注目されている。空き家の増加が問題視されている昨今、それは住宅に限らず、店舗などの商業用物件も同様。各地で商店街のシャッター通り化が進み、地域の衰退が危惧されている。一方、そうした空き店舗をリノベーションして、新しいビジネスに取り組もうとする人たちが若い世代を中心に現れ始め、地域活性の呼び水となっている例が見られるようになってきた。エリアの価値を高めるリノベーションの在り方とは? そのヒントを求めて、商店街の元とんかつ屋をリノベーションしたカフェ&お宿『シーナと一平』を訪ねた。
Text & edit: Kanako Satoh
Photo: Takuya Furusue