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blue studio スタッフの家 大公開

COVER STORY Vol.02

“物語のある暮らしをデザインする”ことをコンセプトに活動するブルースタジオ。では、そんな暮らしを提案するブルースタジオのスタッフたちは、どんな“物語のある暮らし”を送っているのだろう? 今回の特集では、スタッフそれぞれのライフスタイルの中に潜む、ブルースタジオのものづくりの源泉を探ってみたい。



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シェアハウス

02245m²のLDK付きワンルームで
初めての東京“みんなと”暮らし

STAFF

古川美紀

1990年生まれ・熊本県出身
不動産事業部


居住者構成/単身
形態/シェアハウス
所在地/大田区 間取り/1Room+共用部 面積/8.28㎡(専有部分)


Q1現在の住まいはどんな物件なのかを教えてください。

私が今住んでいるのは、ブルースタジオが企画・設計したシェアハウス『スタイリオウィズ上池台』です。上京して初めての住まいだったので、家電などの設備が揃っており、諸費用を抑えられる点が魅力でした。それから、この物件には約245m²もの広さがある共用空間『TAULA』があり、キッチン、ダイニング、ラウンジ、ワークスペースを備えています。部屋はコンパクトでも、ゆとりのある生活ができそうだなと感じました。

共用空間『TAULA』のキッチン。業務用ガスコンロも装備。

Q2現在の住まいで気に入っているところは?

みんなが集まる共用空間『TAULA』がお気に入りです。入居者それぞれが自然とそこに集まってくるんです。大きなキッチンで他の住人と一緒に料理を作り、ダイニングでおしゃべりをしながら食事を楽しむのもいいですし、みんなの声をBGMに、ラウンジのソファでひとりゆっくりくつろぐのも好きです。ワークスペースはラウンジやダイニングから仕切られているので、集中して作業することができます。いろんな居場所があって、思い思いの場所で過ごすことができるのが気に入っています。

ベッド下を収納に活用して、見せる収納はディスプレイ感覚で。

Q3住人同士の関係はどうですか?

『スタイリオウィズ上池台』は“食”をテーマにしたシェアハウスでもあるせいか、おもてなし精神の強い住人が集まっている気がします。なので、夕食のシェアは日常茶飯事。イベントというほどのものではないけれど、テーブルいっぱいに料理を並べてパーティーをすることもよくありますね。

入居者企画のイベントの様子。人と集いたくなる場がある住まい。

Q4入居者同士でイベントを行ったりするのですか?

共用空間『TAULA』では、マルシェや料理教室などの「食」にまつわるワークショップが度々行われています。以前は管理会社側が企画してくれていたんですが、最近は入居者発信のイベントが多いです。先日も入居者発信のイベントで、他のシェアハウスに暮らす住人との交流イベントが行われました。入居者の友人も加わって総勢40名くらい。みんな年齢も職種もバラバラで、いろんな方のいろんなお話を聞くことができて、自分の世界観が広がった気がします。周辺地域の方も参加できるイベントを行うこともあるんですよ。

住人たちが作った料理。おもてなし好きが集まるシェアハウス。

Q5個室のインテリアについてはどんな工夫を
していますか?

部屋の広さが5畳とコンパクトなので、とにかく物を増やさないように気をつけています。備え付けの収納スペースがない分、ベッドを高めにして、下部を収納に活用しています。ちなみに、共用空間が広いとついつい私物を置いてしまいたくなってしまうのですが、入居者一人ひとりが周囲に気を配って、トランクルームの個々のロッカーに収納するなど、環境美化に努めています。

ワークショップの様子。イベントを通じて地域の人とも交流。

Q6「こんな暮らしがしてみたい!」という夢はありますか?

今度引っ越すことになったら、次も人と人とが関わり合える物件に住みたいですね。



編集後記

「中古を買ってリノベーション」「ブルースタジオ物件に住む」「スタイルのある賃貸生活」。それぞれの住まい方を送るブルースタジオスタッフを紹介した今回の企画。彼らのコメントを見ると、「仕事でリノベーションに関わっているから」ということよりも、まず「自分自身も住まいを楽しみたい」という想いが伝わってくる。“豊かな暮らし”を求めること。そうした、いち生活者としての率直な想いが、お客様との共感性につながったり、よりよい住まい方を追求するという姿勢にもつながるのだろう。彼らの暮らしの中にブルースタジオのものづくりの源泉があることを、実感させられるレポート結果だった。

text:Kanako Satoh






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