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blue studio スタッフの家 大公開

COVER STORY Vol.02

“物語のある暮らしをデザインする”ことをコンセプトに活動するブルースタジオ。では、そんな暮らしを提案するブルースタジオのスタッフたちは、どんな“物語のある暮らし”を送っているのだろう? 今回の特集では、スタッフそれぞれのライフスタイルの中に潜む、ブルースタジオのものづくりの源泉を探ってみたい。



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中古マンション × リノベーション

01大好きなアウトドア趣味を自宅で
60㎡のルーフバルコニーがある家

STAFF

星野晃範

1981年生まれ・山形県出身
設計スタッフ


居住者構成/夫婦+子ども1人
形態/中古マンションを購入してリノベーション
所在地/調布市 間取り/2LDK 面積/73㎡


Q1現在の住まいを購入した理由は?

前に住んでいた賃貸の住まいは気に入っていたのですが、ライフスタイルに合わない部分も多少ありました。自分たちが家に合わせて住まなくてはならない状態に不健全さを感じ、中古マンションを購入し、リノベーションしようと思い立ちました。空が広々見えるバルコニーがある、周囲に緑が多い家に住みたいと思っていたので、60㎡近くもの広さがあるルーフバルコニーを備えたこの物件を見つけた時は、即決でした。

無垢の床と白壁、躯体あらわしの天井がアクセントになったLDK。

Q2物件選びの際に重視したポイントは?

仕事柄、不動産情報に触れる機会が多いこともあり、自分なりの物件選びの基準を設けていました。たとえば「管理人が常駐」「大規模修繕済み」「修繕積立金のストックが十分にある」など。あと「ペット可」であること。ペットを飼う予定はなかったのですが(笑)。また管理が行き届いていることも。実際、清掃は毎日、理事会も定期的に行われ、住人が集まって宴会をする催しまである、コミュニティも豊かなマンションでした。リノベーション前提でのチェックポイントとして、解体工事費を抑えるために「ユニットバスであること」や「クロスが躯体に直張りでないこと」といった点も考慮しました。

リビング越しにバルコニー方向を見ながら
洗い物できるキッチン。

Q3リノベーションでこだわったポイントは?

キャンプ、スノーボード、登山、釣りなど、夫婦揃ってアウトドアが趣味。そうした僕らが好きなものを、常に感じながら過ごせることをコンセプトに計画しました。間取りを土間玄関と、ウォークインクローゼット付きの寝室、LDKというシンプルな内容にしたのは、寝る時間とくつろぐ時間をしっかり分けたかったから。設備や家具が足りなかったら、あとから足せばいいと考えています。ずっと家づくりの途中という感覚。飽きずに家と向き合えることは、楽しみのひとつになっています。設計は僕が行い、施工は仕事でお付き合いのある工務店に依頼してリノベーションしました。

広い土間玄関には自転車を飾るように収納。書斎も兼ねます。

Q4現在の住まいで気に入っているところは?

60㎡近い広さがあるルーフバルコニーと、南東の角部屋でとても明るくて開放的なところが気に入っています。 ルーフバルコニーでは、夏はプロジェクターで壁に映した映画を見ながら涼んだり、ランタンに火を灯して家キャンプをしてみたり。食事をとったり、家具を作ることも。今、バルコニーのリビング化を計画中で、今後はさらにいろんなことができる場にしたいと思っています。調布市花火大会などの花火が家から見えるのもお気に入りのポイントです。

延々と続く広い空!外が身近に感じられる家は
開放感があります。

Q5中古リノベーションで
家づくりをしてみての感想は?

立地や広さ、デザインや設備…。こだわった分だけコストが自分に跳ね返ってくることを改めて実感しました。そして、不動産取得にまつわるお金のわかりにくさも。普段、自分がお客様に話しているのに(笑)。自分自身が経験をしたことで、今までよりもポイントを押さえた話がお客様に対してできるようになったと思いますね。

Q6「こんな暮らしがしてみたい!」
という夢はありますか?

今の家にはとても満足していますが、いつかは山か海の近くの土地を手に入れて、ゆとりある平屋の一軒家を建てて暮らしてみたいです。

60㎡近くあるルーフバルコニーは空の下のもうひとつのリビング。



編集後記

「中古を買ってリノベーション」「ブルースタジオ物件に住む」「スタイルのある賃貸生活」。それぞれの住まい方を送るブルースタジオスタッフを紹介した今回の企画。彼らのコメントを見ると、「仕事でリノベーションに関わっているから」ということよりも、まず「自分自身も住まいを楽しみたい」という想いが伝わってくる。“豊かな暮らし”を求めること。そうした、いち生活者としての率直な想いが、お客様との共感性につながったり、よりよい住まい方を追求するという姿勢にもつながるのだろう。彼らの暮らしの中にブルースタジオのものづくりの源泉があることを、実感させられるレポート結果だった。

text:Kanako Satoh






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