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電気工事士になったぞ。

ツヅキ

東京下町の築70年越えのボロ古民家に暮らしています。焼酎ハイボールともつ焼きが好物です。


昨年末にひそかに「第二種電気工事士」の勉強をしていました。
受けようと思ったきっかけは、「家にコンセントを増やしたい!」という単純なものです。


戦後すぐに建てられた築70年越えの我が家には、増築されている風呂とトイレ部分を除いてはスイッチすらありません...!
そしてコンセントも後付けのものが3箇所だけ。
構造現しにした天井を見ると、過去のがいし引き配線が多数残っています。
自分で電気工事ができたらなと思い、DIY好きには必携ともいわれる「第二種電気工事士」にチャレンジしてみました。

もう一つ、私大文学部系出身としては、入社まで電気とはほとんど接点がなく...これでは設計に携わるものとしてはイカン!
これを機に電気理論を勉強して、電気と仲良くなりたいという魂胆もありました。

「第二種電気工事士」の資格は2回の試験に分かれています。
筆記試験と技能試験です。

電気工事士は受験人数も多いので、アプリやYouTubeにたくさんの無料教材や解説があります。
それを移動時と睡眠前にながめては、ウトウト...勉強していきました。

試験当日。なんと直前に解いた数年前の過去問と全く同じ問題が多数出て、
考えることもなく、解答欄だけみてマークシートを塗りつぶしていけるほどでした。
前日は徹夜で勉強したので、若干肩透かしを食らった気分...。


技能試験は筆記試験から約2ヶ月後にあります。
技能試験は「出題された配線図に沿って、欠陥なく施工する」というもの。
お題は事前に13問公表されていて、そのうち1問が出る形なので、事前に練習が必要になります。

圧着工具、VVFストリッパー、電工ナイフ、ウォーターポンププライヤーなどの馴染みのない工具と、
各お題の施工に使う大量のケーブル、器具が必要です。
それぞれ値段も高いため、メルカリを見ては安く仕入れていくのがひと苦労でした。

そんなこんなの準備に時間がかかり...、結局試験2週間前から施工の練習を始めました。
単線図を複線図に書き直し、施工へ。
初めは解説YouTube動画見ながら1時間半程度かかったものが、最後には何も見ずに20分くらいで終えられるように!

sg250217_02.jpg
こんな感じで問題を解いていきます。
練習なので、ケーブルを実際より短く配線して、節約。
小学校の理科の実験のような気持ちで、なかなか楽しい作業でした。

技能試験当日は、男性比率9.5割の会場に圧倒され、まさかの時計を忘れて時間がわからないこともあり...、
かなり焦りつつも、そのおかげでこれまでの最速で終えられたと思います。

そして先月届いた合否ハガキは....

合格!!
晴れて、第二種電気工事士の資格をゲットできました。


年度が明けて、ちょっと落ち着いたら、実際にコンセントを増やすことにチャレンジしようと思います!
配線や施工の大変さをちょっとだけ味わえたため、現場におられる電気工事士の方々は本当にすごいな、
とこれまで以上にリスペクトできるようになりました。





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