ダイエットと向き合ってきた人生でした。
昨年12月。年末に近づけば近づくほど心は浮かれ、忘年会やらクリスマスやらお正月を迎えるにあたって食欲が爆発!
とある休日前の日、仕事が終わるやいなや「今日はうどんだ、つい先日、我慢して半玉以下しか食べなかったうどんを、今日は一人前食べてやる」という衝動が抑えられなかった。そして、スーパーで割引のシールが付いていた寿司も買ったし、これまた割引シールが着いたチキンの何ちゃらというのも買った。

ひとくち食べた。
うんめ〜〜〜!
悟空ばりのうんめ〜〜〜!!
めーちゃくちゃ幸せな気持ちになった。
その一口により、こんなに幸せな気持ちを味わわずして生きるなんて意味なくない?そうだそうだ、意味なし!意味なし!と自分の中で大きく賛同の喝采が起きた。
その夜からダイエットを辞めようと決意した。
別に痩せてないけど中肉中背でよくない?なにを思って痩せたいのさ?この幸せを実感しない人生より、食べる幸せを感じる人生でしょ。と心底思ったので腑に落ちた。

それから2週間ほど我を忘れて食べ続けた。いつもだったら、食べすぎたかも〜太ったかも〜って思うけど、もうそんなスイッチはないので、食べすぎたけど、ひたすらおいしい幸せに浸った。
最高。なにをもって今まで体重に縛られて生きてきたんだろうとさえ思うようになった。体重も測らなくなったし、たまに鏡で全身チェックしては、まあ別にあまり変わってはないなと、安心してまた食べた。毎日幸せ!毎日おいしい!

そして、なんとなくだけど、今日体重計乗ってもあんまり増えてない気がする!みたいな日がやってきた。完全にマインドの問題だけど、なんか体軽い、いけるやろ!みたいな日、ありません?
そしたら2kg増えてたー!!!!!

一気に後悔した。幸せだったここしばらくの日々を猛烈に後悔した。
急な焦りと後悔で朝から大打撃。やっぱり人間、大事なのはバランス。自分の中で、まあこの体重ならいいでしょう、という指標体重があるのだけど、それを完全に超えているぞ〜〜!

いまは自分には、幸福も不幸もありません。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来た所謂「人間」の世界に於いて、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分はことし、◯十二になります。浮き輪肉がしっかりぽちゃってきたので、たいていの人から、年相応に見られます。ー人間失格ー
=完= ※すべて、自分での自分比較、自分の価値観で書いてますので悪しからず。
