とうとうiPhoneのOSをあげました。
「あるiOSより先だと、ロック画面の時計のフォントが変わるらしい」ということを知ってから
ずっとあげずに粘ってきたのですが、
やむにやまれぬ事情によりその日が来ました。
・・・・・・なんだか違う。
日付と時間の位置が変わったし、一番細い状態にしてもちょっと太い。。
(日付はぼかしていますが左が昔のもの、右がOSをあげた後のものです)
きっとそのうち見慣れるとは思うのですが、このもやもやとした気持ちをどうするか。
達した答えが「アラビア数字以外にする」ということ。
変更後がこちら。ビルマ数字です。
ここまで違う数字だったら、違和感どころの変化ではないので何も気にならないはず。
あまりこれまでの暮らしで出会わなかったけれども、1~0の10種類ならばすぐに覚えられるはず。
そうやって、ビルマ数字生活が始まりました。
休日は観劇や映画の時以外はあまり腕時計をしないのですが、
それにしても普段いかに携帯で時間を確認していたか気付かされました。
OSをあげてしばらく経つのですが、
画面をみるたびに、この数字が何を意味するのか考える数秒が発生しています。
普段使っている日本語だと、初めて見る漢字があっても一度読み方を覚えてしまえばあまり困らないのですが、
今回はそうはいきません。
それはおそらく、漢字が意味や組み合わせで覚えることに対して、
ビルマ数字は形で覚えようとしているからのような気がします。
Jと似ている「၂」=2、
2と似ている「၃」=3というように自分の知っている情報をもとに形で判断をしていますが、
似た形のイメージが思い浮かばない「၅」=5などは、いまだにこれってなんだっけ...?となることがあります。
でもきっと、初めてひらがなやカタカナを覚えるとき、
小学校にあがって漢字を習い始めるとき、
同じような過程を通っていたはずなのです。
文字を取得し、意味を知り、自分の言葉として使う。
最近読んだ『おもいでエマノン』が思い出されます。
具体的な内容はネタバレになってしまうのですが、あの頃おそらくがんばって取得した「文字」という伝達手段の
あの感触がよみがえりました。
ちなみに今回のタイトルはアラビア数字で書くと「2024.03.22」でした。
追記:
ロック画面に写っているのは昔飼っていたシナモン文鳥です。
文鳥といえば、つづきさんのスタッフブログ「文鳥生活2年目」が最高なので未読の方はぜひご覧ください。
https://www.bluestudio.jp/magazine/blog/013524.html