ここ数年で料理をするようになりました。
自分のブログを見返すと、料理の話題ばかりです。
それぞれの形で何十年も料理を作ってきた方々と比べれば、
自分のこれまでの料理の経験値はまだまだ浅いとは思うのですが、
時折作った料理が食べたいと求めてもらえるのは、とても嬉しいことです。
この夏、海外に移住する友人から「日本食を教えてほしい」とリクエストがありました。
移住先で親しい人ができた時に振る舞えたら、と考えているそうです。
リクエストは
・天ぷらや唐揚げを作れるようになりたい
・野菜を使ったメニューも作りたい
とのこと。
誰かに料理を振る舞ったり、レシピを伝えることはこれまであっても、
教えるというのは今回が初めて。
しかも日常の食事ではなく、みんなで楽しめるメニューがリクエスト。
検索する方がよほど効率が良いはずなのに教えてほしいということは、その何かもきっと求められているはず。
そこで、大きな方針はこのように考えてみました。
■料理教室として
・なぜそうするのか、根拠も知っている範囲で伝えること
・余った具材の応用や違う食材での作り方も紹介する(作る)こと
■みんなで楽しめるごはんとして
・色数が多いこと
・作る過程を分担できること
・一度完成してからは、基本的には全員が食卓にいられること
(こんな感じで渡せるようにレシピなどをまとめてみました。)
暮らしに役立つ 便利なアイディア
抜きでは 僕らは生きられない
それともご飯を 好きなだけ食べて
もうどうでもよくなり眠るか
ーーー 楽しい暮らし/Hara Kazutoshi
役立つ便利なことはたくさんあって、
主には時短とか簡単とか節約とか健康とか、そんなことばかりですが、
そうではない場所にたまには行くことができれば、と思います。
実際に作ったメニューがこちら(一部写真を撮った頃には食べ終えたメニューもありますが...)
手打ちうどん、麺つゆ、天ぷら +人参と煮干しのきんぴら、カボチャサラダの回
↓
ちらし寿司、唐揚げ、茶碗蒸し +アヒポキ、かぶと人参のマリネ、潮汁の回
↓
実際にやってみて思ったことは、段取りが大切だということ。
でもそれは早くメニュー完成することではなくて、話したり食べたり、そういった時間が大切だということ。
途中で一回休憩の時間を挟んだり、
出来立てを作っている途中でいったん味見したり、
予定していなかったメニューも作ったり、
ばたばたしてしまったのですが目的は達成できたのかなと思います。
完成した料理は、他の友人も呼んで美味しいと食べてもらえたことも本人には自信になったようです。
自由な時間が少しずつ減ってきて
誰かとゆっくりどうでもいいことを話すことも減ってきたなかで、
うどんを打ったり揚げ物を揚げたりしながらなんともない話をした時間が作れたことは、
友人が日本を離れた今、とても良かったと思います。
ha ett bra lagom!