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不動産市場の変動により、将来のマンション融資に不安到来?!

スギヤマ

音楽業界にて楽器テクニシャン、ライブ制作、A&R等プロダクション 時代の珍事件・失敗、トラウマを経ながら現BS不動産事業部マネージャーに。不動産コンサル業務全般とお金の事の相談係。


こんにちは、スギヤマです。

嘘のような話かもしれませんが、
10年以上前を振り返ると、都内の築年数の古い中古マンション(特に旧耐震マンション)は
今の価格の半値だった物件もありました。

高齢化、共働き世帯の増加、インバウンンド、、、その要因は色々ありますが。
そして、リノベーション前提で物件を購入するという選択肢が増え中古マンションの需要が増えた事はいうまでもありません。

私は築年数の古いマンションでも、住宅ローンに加えてリノベーション費用を一括して住宅ローンとして
融資してもらえるようになったということで、かなりマンションの需要が増えたと思っています。
20年も前であれば、旧耐震マンションであればまず住宅ローンも価格の80%程度しか融資してもらえない、
リノベーション費用はほぼ現金、またはリフォームローン(無担保ローン)で期限は10年、
融資金額も300万円程度、金利は3%以上はしたと思います。
変動金利も0.5%を切っていますし金融機関が融資の範囲を広げてくれた事は
リノベーションが浸透した一つの要因であることは間違いないと思います。

住宅ローンに四苦八苦してた一昔前に比べると、我々としても大変ありがたい事です。

ただですね、、、

今後いつまでこのような融資が降りる状況が続くのかわかりません。

都内にある昭和40年代のマンションに対して、融資してくれる銀行は沢山増えた一方で、
融資しなくなった銀行も出てきました。
旧耐震のマンションは条件があったり、遵法性なども問われる様になってきております。

ここ結構重要で、今は融資が降りるマンションでも将来融資がおりなくなるという可能性があるということです。

ご自身が購入されたマンションを、将来売ろうとした時には融資が降りなくなってしまうという事も考えられますので、
購入する時にはそのあたりも考慮する必要があります。

変動金利はあまり変化がありませんが、銀行の審査は数年単位で変動したりしますので物件探しの際はご注意ください。

ちなみに、中古戸建ての場合は遵法性は影響を受けますがあまり築年数を問われる事はあまりありません。

戸建ての事はまたの機会に、、、





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