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晴れの日の福音

いしびつ

2022.2月北九州→東京。経理担当。アムラー世代。喫茶店に何時間でもいれちゃうタイプ。


6月中旬の平日
仕事から帰宅し、玄関のドアを開けようとしたとき

チャララ〜ララ♪
チャラララララ〜♪

懐かしのチャルメラの音色


この音は反射的に音源を探してしまいます


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一本道を屋台トラックがゆるゆると走っているのを発見

すぐに追いかけたい衝動を抑え、
トラックが突き当たりを左に曲がったことを確認し、追跡開始

go!go!go!go!go!

トラックが左折した道に出るも、
トラックの姿はなく、それどころかチャルメラ音色も聞こえません

諦めるな
まだそんなに遠くには行ってないはず

なんとなくラーメンの匂いがする、
住宅街の奥に入っていったに違いない、と
息切れしながら身体と五感をフル稼働で追いかけます


いた!

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自分でも驚くほどの執念です

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屋台トラックの風情が懐かしい〜〜〜


醤油ラーメンを注文
出来上がるまでの5、10分、大将と世間話をしながら待ちます


この時期は嫌になっちゃうよ〜
雨の日は出せないからね、天気予報とにらめっこだよ〜

コンビニの飯は不味いね、でも毎日行くよ、
コーヒーとタバコはうまいからさ〜

コロナでベテランの従業員が辞めちゃってさ〜
店たたもうかと思ってんだよ〜


大将のぼやきを聞いている間に、出来上がりました

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美味しい

何十年ぶり味わった移動屋台ラーメン

騒音問題や予測不可能なこの時代に生きる難しさを感じながら

この令和の時代に、しかも東京でラーメン屋台が生きていることに
感激した梅雨の夜

いつまでも続いてほしい昭和の文化です






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