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オタマジャクシを育ててました

マイ

福岡県出身、4歳の娘がいるお母さん設計スタッフです。


タイトルにもある通り、カエルの写真が出てきますので、
両生類が苦手な方はそっとページを閉じていただければと。

4月中旬、自宅近くの自然公園へ行った時のことです。
小川は水面は黒く見えるほどにオタマジャクシが泳いでました。
子供が興味を持たないわけもなく、小さめな虫なら触ることができるので
5匹捕まえて、小さな水槽で育ててみることにしたんです。

目標はカエル(成体)になり鳴き声を聞きくこと。
その後は元の自然公演に返すという計画でした。

カエルを育ててみての率直な感想は餌を準備するのが大変だということ。

オタマジャクシは何を食べると思いますか?

インターネットで「オタマジャクシ 餌」で検索かけると、
亀やメダカ用の餌(人工的に作られたもの)・カツオ節を食べるとの結果が出てきます。
水草を入れておくと餌が不足した時に食べてくれるので便利とも書かれていたので、
早速、水草と亀の餌を買って水槽に入れてみました。

ですが、全く食べません。

その後、カツオ節を与えても食べてくれず、このままでは死んでしまうと焦りだした時、
茹でたほうれん草だけパクパク食べてくれたんです。雑食のようですが、意外と繊細。

それからというもの、茹でたほうれん草を与え続け、
4月下旬に後足が生え、その1週間後には前足が生えて。
sg230616_02.JPG
5月中旬には尻尾がだんだん縮んでゆき、皆さんがご存知のカエルに成長し陸に上がれる様に。
ただ、とても小さいんです。写真だと大きさが分かりづらいですが約1.5cm、小指の爪ほどの大きさ。
sg230616_01.JPG

ここでまた餌の問題が浮上します、正体になったカエルは何を食べるのか?
答えは「動く虫」。この動いているということがカエルにとってものすごく大事で、
下記はあるHPの言葉を引用しますが、目の構造や神経の作りが関係していました。
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他の動物では、網膜に映った映像は無条件に脳に伝達されますが、
カエルの目は次の四つの情報だけが選択されて脳に伝えられます。
1、自分の舌が届く範囲に入ってきた動く前凸形のもの
2、まっすぐな線
3、コントラストの変化
4、明暗の急変

1は、エサの存在を知るために必要な情報であり、
2~4は、敵の襲来を感知するのに必要な情報です。
例えば、ハエなどがかなり前方を飛んでいる場合、
その情景が網膜には投影されていたとしても、脳には伝達されません。
しかし、自分の舌が届く範囲に入ってきたハエの姿、
ハヤブサなどが飛来して自分の周囲が暗くなる変化、これは脳に伝達されます。
つまりカエルの目は、エサを捕らえるか、敵から逃げるかという
生存に必要な情報のみを選択して脳に伝えています。大変効率的でムダのない目なのです。
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カエルは1.5cmほどの大きさだったので、1~3mmの生きた虫を用意する必要があり、
初めは訳も分からず、生き餌(コウロギ)を買って与えてみたのですが、全く反応せず。
ミルワームという幼虫を購入するという選択もあったのですが、気持ちわると感じて出来ず。


帰り道、ガードレールの際に生えていたヒメジョオンという花にアブラ虫がいるのを発見し、
与えてみたらパクパク食べてくれてので
次の日からは花を見つけては、アブラ虫を探す日々が続いておりました。
↓ヒメジョオン
sg230616_03.JPG

ただ、カエルの食べるスピードに私の餌の収穫がだんだん追いつかなくなりまして、
結果、鳴き声は聞けなかったけど、元の自然公園に返す事に。

小型のカエルの場合は自分でエサ昆虫も育てるつもりでないと、飼育は不可能だと言われているほど難しいらしいです。
返したカエルが、自然界で無事大きく育ってくれることを願います。





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