包むことが好きです。
自分自身がもらう時は、どんな形でも嬉しいのですが、
誰かに贈り物をする時はついついしっかり包んでしまいます。
もらった時の第一印象を決めるものでありつつ、一度開けてしまえば姿を消してしまう切なさ。
中身は本人の手元に残る(ことが多い)ので考えて選ばないといけないですが、
包みは自分の趣味で作ってもあまり問題ない、その気軽さが楽しいです。
せいろを包むならば、大きな円筒形でも映える大きめの花をつけてみたり、
外出先で購入してすぐ渡すならば、後から付けられる小さめのリボン飾りを持っていったり、
サイズを抑えたい郵送物ならば、薄い何層かに分けて包んでみたり、
その時々でできることをやります。
どこで読んだか失念してしまったのですが、
人生(世界だっかたもしれないです)最後の日に食べたい食事は?という質問に、
「白米のおにぎりが食べたい。何も入ったり包まれたりしていないものが良い。
海苔で包まれていたりしたら、磯の香りが漂って、もっと生きていたいと思ってしまうから。」
というような答えをした方がいて、たしかにそうだと思いました。
でもきっと、そのおにぎりの、その三角形(あるいは俵形や丸)に包まれた形だけで、
なんだか未練が湧いてしまいそうな気もします。
先日、母の日がありました。
新宿を歩いていた際にこれだ!とベルグのビールチケットを購入。
しかし家に帰ってから、当日に渡せない以上、母の日らしく思えないかもしれない...と思い、
包みでなんとかそれらしさを演出することにしました。
(ビールチケット感を匂わせます)
(中で固定しています)
結局母の日のプレゼントとして、喜んでもらうことができたので良かったです。
さて、差し迫った父の日はいかに。。。。