最近の休日はもっぱら、大自然のなかを歩いたり、山を登ったり、森で料理をしたり、
崖を越えたり、空を飛んだり、魔物と戦ったり、、、
あ、すみません「ゼルダ」の話です。ビデオゲームです。
とは言っても、実際に外に出てお散歩するのも大好きです。
散歩が趣味というのは、高校生の時から続いているもので、水道橋という都会のどまん中にある高校に通っていた僕は、
お金もなかったので、暇さえあればひたすらに東京のまちを散歩していました。
あてのない旅だったし、今みたいにスマホも持っていなかったので、
「あれはどこだったんだろう?」と記憶にだけ留まっているまちがたくさんあります。
今はもうどこか分からない町々の情景が時折恋しくなり、
パソコンをひらいて、目ぼしい場所をGoogleMapで探してみますが、大抵は見つからず。
あれは夢だったんだろうか...?
大人になると思い出も夢も全部同じように融解されて、現実が分からなくなることがありますよね。(そんなことないか?)
いつかふと、思いもしない瞬間に訪れて「現実だったんだ!」と認識する日が来ることを願っています。
散歩の思い出でもうひとつ。これまた一体どこを歩いていたのか思い出せないのですが、
友人と夜の公園を散歩していたら、野良猫が佇んでいました。
ひとしきり猫を愛でたあと、再び歩き始めると、スタスタとついてくるのです。
公園をぬけても、横断歩道を渡っても、振り返ればそこにさっきの猫が。ついには、コンビニににまで一緒に入ってくる始末(!)
ひとしきり買い物を済ませて、外に出ようとすると、キョロキョロと僕らの姿を探す猫。
なかなか外に出てくれない猫を見兼ねたコンビニの店員さんが出口までエスコートしてくれ、外に出してくれました。
「ありがとうございました〜」
と小さな声で店員さん。
野良猫へのホスピタリティに思わず爆笑。謎の連帯感があの場所にはありました。
人間くさい、そんな瞬間に出会えるのも散歩の良いところですよね。
(と、ブログをやっと書き終えたので、再びゼルダの世界へ行ってきます。)