ゴールデンウィークは久しぶりに山を縦走してきました。
なるべく人混みを避けたいと思い、裏丹沢と呼ばれる山域を歩くことにしました。
ルートは神奈川県と山梨県の県境となっている尾根沿いを歩く、甲相国境尾根ルートです。
山梨県の道志村から入り、加入道山〜畦ヶ丸〜菰釣山〜高指山〜山中湖平野へ下山しました。
1日目は5時間ほどのコースタイムで畦ヶ丸避難小屋に到着して、一泊します。
急な登りも少なく、新緑のブナ林の中をゆるやかに登っていきます。
宿泊した畦ヶ丸避難小屋。
新しく建て直した小屋で、とても快適に過ごせました。
宿泊は私たちひと組のみ。途中で話した登山者によると前日は結構な人数が泊まっていたようです。
食材とお酒、おつまみをたくさん持ってきたので、お酒を飲みながら、簡単な夜ご飯を作ります。
小屋には電気はないので、日没後には真っ暗です。
電波も入らず、お酒も飲み干し、やることがなくなり、8時には寝袋へ。
人里から離れてキャンプをすると、日の出で一日が始まり、日没で一日が終わります。
普段は考えもしませんが、日がでている喜びと、夜の怖さを感じることができるのが、山のいいところのように思います。
翌日は日の出前に起床。明るくなるにつれて鳥の声が大きくなってきました。
この日はゴールの山中湖まで向かうコースタイム8時間半の長丁場なので、5時前には小屋を出発。
花はあまり咲いていませんでしたが、白いヤマツツジの花がとてもきれいでした。
朝の空気の中、爽やかな気持ちでブナ林の尾根を歩いていきます。
この日の最高峰、菰釣山へ到着。
雲ひとつかかっていない、富士山が出迎えてくれました。
お昼を食べ、この後は富士山に向かって進みます。
この後はひたすら小さくアップダウンを繰り返すのですが、日頃の運動不足がたたって、足を痛めてしまいました...。
予定を大幅に過ぎて、最後のピークである高指山へ。
痛む足を引きずりながら...、頑張って辿り着いたこともあり...、山中湖の奥に見える富士山にとても感動しました!
なんとか暗くなる前に山中湖平野の浜でゴール。
久しぶりの泊まりがけの山歩きはとても楽しかったですが、日頃の運動不足を感じる山行でした。
今年はもうちょっと運動しなきゃ...。