「公民連携エージェント」というあまり耳なれないタイトルの本が発売されました。
公民連携エージェントとしての入江さんの数々の実践されている活動や
設計をお手伝いさせて頂いた公民連携プロジェクト「morineki」のできるまでのエピソードが書かれています。
本書の著者であり、クライアントである入江さんからは、
何年も前の設計中の当時から執筆されているという事は教えて貰っていたので、
本書が発売されるのを楽しみにしていました。
改めて読ませて頂くと、打ち合わせの際に教えて頂いていた様々な活動や、
毎晩のように電話で聞かせて貰っていた「morineki」の着工前の生々しいやりとりが書かれていており、
当時の苦しくも楽しかった思い出が甦ります。
どこまでも公園の中にいるような、こんな不思議な風景が
市営住宅の建替えをきっかけに生まれる。
建築設計だけでは決してなし得ない、その仕組みやスキームが惜しげもなく書かれています。
早いもので、竣工から3年。
まだ未踏の方は、本書を手に「morineki」を訪れてみてはいかがでしょうか？