鶏肉と米の組み合わせが好きです。
焼き鳥や唐揚げと白米、チキンライス、親子丼、チキンカレーなどなど美味しい組み合わせはたくさんありますが、
特に好きなのが茹で鶏とそのスープで炊いたごはんを組み合わせて食べる海南鶏飯です。
※シンガポールチキンライス、カオマンガイなど似た料理が色々ありますが、はじめて食べたときの料理名が海南鶏飯だったので、厳密には違うかもしれませんがそのように呼ぶことにします。
(↑クリスマスの時期に食べに行ったもの。たしかに「クリスマスの鶏料理」!)
自分で作るようになったのはここ数年ですが、
レシピにはかなり幅があり、調べ(たりお店で食べたりし)ながら作り方を組み立てていくのは味わい深いものです。
作り方には大きく3つの道筋があるようです。
①鶏と米を炊き込む
②茹で鶏を作り、米にスープを和える
③茹で鶏を作り、そのスープで米を炊く
その過程や所要時間はかなり異なりますが、
同じ料理ができるのはなんだか不思議な気持ちです。
(↑七草粥の日に作ったもの。万能ねぎ・青ねぎ・春菊・レタス・パクチー+スープにかぶ・ほうれん草を入れてむりやり七草にしました。)
同じものができるならば、簡単な/楽な方が良いかもしれないですが、
個人的には、タイミングがあえば、一番時間はかかりますが③の作り方が一番好きです。
鶏のおいしい香りが茹でている間も炊いている間も部屋中に広がり、
残ったスープは汁物や茶碗蒸しで楽しむことができる、一回の準備で何回もおいしい気持ちになれる作り方です。
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ブルースタジオへのいくつかの道のひとつに、ブルースタジオが手がけた物件・ネスティングパーク黒川に入居する暮らしの相談所「pūka」があります。
空がひろく、緑がすぐ近くにあり、同じく入居するTURNER DINERさんのハンバーガーのおいしい香りが漂う(もちろんお店で食べることもできる)場所です。
先日noteで特集を組んだので、もしよければ読んでみてください。
vol.18「プロジェクト編」:https://note.com/bluestudio1998/n/n6415da20a3f6
vol.19「スタッフ編」:https://note.com/bluestudio1998/n/na7ffaef18118
最後に、先日つくった海南鶏飯のレシピです。
炊飯器は保温ができて便利ですが、なんだか個人的な感じがするので、土鍋で作ってみました。
【作り方:米2合分】
1.鶏もも肉2枚分の茹で鶏を作る。
スープが400ml以上できるようにする。
(今回はこのレシピ(https://cookpad.com/recipe/2564923)に、すりおろしにんにくを追加しています。冷ますなかで完成するレシピですが、熱々で完成する作り方の場合はスープは冷ました方が良いと思います。)
2.フライパンにごま油を熱し、洗わないまま米をいれ、全体に油を回るまでかき混ぜつつ加熱する。
3.にんにくをみじん切りしたものを2.にいれ、全体にかき混ぜたら火を止める。
(先ににんにくを入れると焦げつきやすいため。炊飯時に加熱されるのでそんなに気にならないです。)
4.土鍋に3.と、1.のスープ400ml+生姜を千切りしたものを加える。1時間程度そのまま浸水させる。
5.鍋にふたをして強めの中火→穴から湯気がみえたら最弱火にして11分→火をとめ20分蒸らす。(蓋はずっと開けない)
6.蒸らしている間に茹で鶏を食べやすいサイズに切る。20分経ったら米をかき混ぜ、鶏を乗せて食べるまでは蓋をして温めておく。
「でも地球最後の日には、好きな人や、家族と一緒に食事をするべきかなって思うんですよね。麺類には、どこか少し個人的な感じがしませんか?私はやはりご飯を食べると思います。」
(世界SF作家会議「地球滅亡の日に食べるなら、ご飯か麺か?」より)