Magazine


自分の感受性くらい

たまて

福岡オフィススタッフ、一児の母。仕事と育児に日々奔走中。心地よい音楽とお酒をお供に料理をするのが至福の時間。


こんにちは、福岡オフィスのたまてです。
はやいものでブルースタジオに入社して10年が経ちました。

最近、節目として今までのことを振り返る機会があり、
この詩のことを思い出したのでご紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分の感受性くらい  茨城のり子

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学生時代にアルバイトをしていたお店で、
同僚から
「ぽいなとおもったので」
との理由で、茨城のり子の詩集をもらったのがきっかけでした。

初心忘れず、今年も邁進していきたいなと思います。

たまて





Rent / Sale

Magazine

Portfolio