度々サウナについて書いていますが懲りずに今回も。
今回はイチサウナファンとしてこれからのサウナについて勝手に考えてみました。
ここ数年、サウナは爆発的に流行り「ととのう」という言葉が流行語大賞にもノミネートされるなど社会現象にもなっています。
大衆サウナは休日には人が溢れかえり、入館待ちをしないといけない施設もあるなど、サウナ施設の混雑が目立ちました。
そんな状況を受けてか、最近は都心で個室サウナの開業が多かったように思います。
https://epark.jp/cocoyuco/private-room-sauna-in-tokyo/
また少し価格設定を高くして人数を制限したラグジュアリーなサウナも見られました。
https://ledianspa.jp/
まだまだトレンドが収まることはしばらくは無いと思いますし、今年以降も業態の多様化は進んでいくと思います。
ただ、特に都心においてハード重視のサウナはどんどん飽和して消費されていく気がしています。
消費されて消えてしまわないためにも、今後はソフト重視のサウナが重要になってくるのではないかと思います。
ソフト重視のサウナとして、サウナとその前後の体験をひと繋がりのストーリーとして体験する"文脈重視型サウナ"がこれからのサウナの形としてあるのかなと思ったりしています。
サウナに入ると五感が研ぎ澄まされる感覚になります。
サウナの後は食事はいつも以上に美味しく感じますし、絶景の中で"ととのう"とその風景をより鮮明に感じることができます。
「サウナ=気持ち良い」はもちろんですが、サウナに入ることで感覚が研ぎ澄まされ、その前後の体験をより格別のものにすることができるという事に焦点を当ててみます。
最近もそういったサウナは登場しており、いくつか紹介したいと思います。
●ぎょうざ湯
餃子店の奥にある貸切サウナ。店内を通ってサウナに入ります。サウナ入浴後すぐに席について餃子を頼むことができます。
https://www.nakajimagyoza.com/
https://sauna-ikitai.com/saunas/11893
●ume,sauna
奈良山添村の宿に併設された貸切サウナ。雲海を臨みながら"ととのう"ことができます。
https://www.ume-yamazoe.com/sauna
https://www.ume-yamazoe.com/sauna
今紹介したサウナは予約がなかなか取れないほどの人気です。
このことからも体験を重視したサウナが世間的にも注目されていることがわかります。
その場所でしかできない体験と組み合わせることで、他にはないサウナ体験をすることができますし、そういったオンリーワンのサウナは多くの人に長く愛されるものになると思います。
こういったサウナはツーリズムのヒントにもなるでしょう。
サウナを核とした一連の文脈を一つの体験として楽しむことができる"文脈重視型サウナ"をこれからの可能性として注目していきたいと思います。