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セコハン

スギヤマ

音楽業界にて楽器テクニシャン、ライブ制作、A&R等プロダクション 時代の珍事件・失敗、トラウマを経ながら現BS不動産事業部マネ-ジャーに。不動産業務全般とファイナンシャルプランナーとしても活動。


スギヤマです。

最近、中古の腕時計を探しておりましてお財布事情からも買うべきなのか?
日々、自問自答で格闘しております。

時間とともに生まれたレアポイント
新品にはない、味わい、風格、安心感。
私も歳を重ねるほどに、人として腕時計のような存在でありたいものです。
人は健康維持のための検診はもちろん。もし病が早期に治したり、うまく付き合っていく
必要もあります。
中古の時計を購入するにあたっても一番気になってるのはメンテナンスの状況。

当たり前ですが信用できる店ほど価格にもすごく反映されてます。

先日もご年配方が営んでる老舗のお店にてすすめられた時計。
「この〇〇はセコハンとはいえ。何度もメンテナンスしてるし、部品も交換してるから状態は良い方だよ」と。。。
「セコハン?」昔、父がよく言っていた言葉思い出しました。

セコハン=(SECOND HAND)
つまりは「中古」と同じ意味ではありますが、改めて聞くと新鮮に感じます。
腕時計の業界では今でもよく使われてるのですかね??
調べてみると、良い使われ方、悪い使われ方の両サイドに分かれますが、
車、バイクや家具などの業界では"古くても値がつく"という意味もあり今でも使われてるそうで
少なくともあの腕時計店の方はあえて「中古」という言葉を使わない意図を感じます。

う〜ん、不動産業では20年間でもセコハンという言葉を耳にすることはありませんでした。
築年数(住んでた期間)が長くなる程に価値が薄れる日本の住宅事情。
実際にしばらく住んで(利用されて)なかったり、それどころか逆にメンテナンス
を施していたって、見立てる側は実際の築年数でほとんど評価されてしまうのが
不動産業界。。。中古(古くても使える)という意識でしかありません。

私も「中古」という言葉を使ってましたが、リノベーション業界の人間として
これから、良質な建物に対しては「中古」という言葉が適すのか、その不自然さを
感じとらなければいけないかなと。。。

ただ、今更「セコハン物件」「セコハン戸建」なんて使い出したら少し変ですね。(笑)

そこで、中古物件に変わる何か良い言葉がありませんかね?
その"新たな言葉"が使われるようになってくれば建物の価値をあげるという意識が生まれる事になるはずです。
古くても良い住宅は沢山あります。逆も然り。。。
適切に建物評価され、流通されるにはそんな意識から変えることですよね。。





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