建築設計者の仕事にも色々あり今回は植栽選びのお話し
建物の設計の中で重要なものに外構計画が一つあげられます。
窓先に樹木を植えることで夏は日差しを遮り
冬には日が差し込む落葉樹を選んだり
低い生垣で緩やかな境界を作ったり
花や実、紅葉で季節を感じたり
高木で木陰を作って人が集まったり
窓からの景色など様々なシーンで私達の暮らしを豊かにしてくれます
我々はその外構に植える樹木を農家さんの山まで行って確認した上で
現場に入れてもらう作業があります
小さな樹木は写真確認の場合もあります
今回は茨城の農家さんの山で植栽選び
設計書では樹種と樹高、幹の太さなどの仕様を指定し、現場でその仕様を
クリアした樹木の中から樹形をみて選びます
これはアカシデ、樹齢およそ8年、農家さんに大事に育てられ立派な枝振りです
選んだ樹にはビニールデープ(今回はピンク)で印をつけていきます
現在進行中のプロジェクトではこのような樹木を200本近く選んで現場に入れます
完成はまだ1年半以上かかりますが完成したらご紹介したいと思います
植栽選びの最後に見つけたカツラの木、葉がハートの形をしている樹木で
とても綺麗に育った樹を発見
今回のプロジェクトにはカツラは選んでないのですがどこかに1本入れたい
どこに植樹しよう、などを考えながら帰路につきました