Magazine


道づくりプロジェクト

ヨシナガ

長崎県の隅っこの片田舎で生まれ育ちました。近頃ようやく「適量」を身につけた甘党男子。


はじめまして。
7月に入社いたしました。
不動産事業部のヨシナガです。

長崎県の隅っこの片田舎で生まれ育ち、
昨年前職での異動を機に上京して、
東京での生活がようやく1年程過ぎました。

もちろん人の多さや、街の賑やかさには驚かされるのですが、
他に大きな違いを感じるのは、学生生活の様子です。

東京の中高生を見ていると、僕が過ごした学生生活とは違い過ぎて、
「生まれた場所で、人生変わるよなー」と感じます。


なので多くの都会育ちの方が想像できないであろう、
田舎で育った僕の、中学時代の遊びをご紹介したいと思います。

僕が通った中学校は、山の中腹に位置しており、
麓にある僕の家からは、山を登って通学するという毎日でした。


山道というのは、勾配が急になり過ぎないように、
蛇行しながら整備されており、そこを歩いて登っていると、
森の向こうに、蛇行してつながる道の先が見えるわけです。

sg220804_01.jpg


「遠回りだよなー」となんとなく考えながら過ごしていたある日、
国語の授業で紹介された、ある一言に胸打たれます。

"もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ"

おそらく教科書に載っていた「魯迅」の作品の中で出てくる言葉だったと思います。

そこから、帰り道が同じだった友人10人弱くらいで結託し、
蛇行する道をショートカットして、森(ほぼ崖)の中をみんなで踏み固め、
「道をつくる」という一大プロジェクトが始まったのです。


草まみれ、泥まみれになりながら1ヶ月ほど続けると、
獣道というのか、いつも通っているルートが分かるようにはなったのですが、
結局近所の方から学校に通報があり、先生に怒られて終了。

そんな、典型的な田舎あるあるの終幕の仕方だったように記憶しています。


テレビに映る、ドラマのようなキラキラした学生生活に、当時は憧れもありましたが、
今思えば、こんな呑気な学生生活を過ごせた事は、ある意味貴重だったように感じます。

(メインの画像は実際の通学路です。たまにイノシシに遭遇します。)





Rent / Sale

Magazine

Portfolio