先日ふらっとワニを見てきました。
色んなワニが回っています。
まわる大きいワニ
プロペラでまわるワニ
串刺しでまわるワニ
謎が多い展示ですが、美術家のタムラサトルさんはこう言っています。
「ワニがまわる理由は、聞かないでほしい。大学3年の秋「電気を使った芸術装置」という課題がありました。電気に関する知識がなく未経験の分野だったため、かなり困惑しました。プラン発表の前夜、朝起きて最初に思い描いたものを作ると決めて就寝。翌朝、なぜか「ワニがまわる」という絵が浮かび、それを作ることにしました。
それは、4.5メートルのワニが毎分30回転(1994年当時)する作品で、そのわけのわからなさに、自分で作ったにもかかわらず、何か得体の知れない物に出くわしたかのような、強烈な興奮を覚えました。この時、初めて作家になるということを強く意識しました。
その後、なぜ「ワニがまわる」のか、意味を考えながら、作り続けました。その結果「ワニがまわる」ことに意味があるのではなく、「よくわからないが、なぜかワニがまわっている」という不可思議なこの状況こそが、作品の面白さの本質であることに気づいたのです。
「なぜ、ワニがまわるのか」という問いに、答えはありません。この大きな疑問を、そのまま疑問として持ち帰ってほしいと思っています。」
タムラサトル
(引用:https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/spinningcrocodiles/)
このようにワニが回る理由は誰もわかりません。
今まで見た展示の中でもトップレベルで理解が追いつかない展示でしたが、何故か惹かれます。
(引用:https://www.tokyoartbeat.com/events/-/2022%2Fsatoru-tamura-spinning-crocodiles)