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桑田真澄 「特技」アイスクリームまとめ食い。10個は軽い。

西嶋

選球眼には定評があります。今年は良い自転車を組み、旅先で走らせます。


少年時代の本といったらこれでした。
小学校では本を読む習慣がなかったのですが、父が買ってくれる選手名鑑は野球を見に行く時に限らず、
友達と背番号を覚えたり、年収、出身を見たりして遊んでいました。

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僕の時代の表紙のロッテは今江だった気がします。


実家の机の上で見かけたのでページを開くと、9コースに分けた打率や、数字やデータの多さに驚きました。
OPS、QSなど、特にここ数年のデータ野球の発展を改めて感じました。
去年の首位打者は流石でした。

この久しぶりに見た「選手名鑑」に興味が湧き、歴史を軽く調べてみることにしました。

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ある出版社によると、プロ野球選手名鑑は1960年代頃から作られており、当時は野球に関する成績、出身校や経歴だけでなく、選手へファンレターを送れるように選手の住所まで載っていたといいます。
1980年代に入るとさらにし、『特技』『理想のお嫁さん像』『クセ、ゲンかつぎ』『酒量』『タバコ(1日)』『愛車』『小遣い』が書かれたり、どこから仕入れたかわからないような選手の個人情報がほとんどでした。
成績不振による酒量やタバコの増量も事細かに見ることができます。

現代の選手名鑑では、こういった個人情報は無くなった分、自分の苦手なコースが世間に知れ渡ってしまいます、どちらも見られたくない情報ですが、何かここにも時代の変化を感じました。
当時はこうした選手の「生き方」に対する情報が求められ、これを仕事にする番記者はこうした情報を自分の足で全力で掻き集めて選手名鑑を完成させてきました。
特に巨人阪神の番記者は凄腕だったとか、、、。


近年はネットで数字や情報もすぐ出てくる時代ですが、このように現地に足を運び手で掻き集めたような情報にも非常に魅力を感じる人も多いと思います。
また、最近野球を見に行く機会もあり自分の中で野球観戦熱が上がってきた中に、また一つ楽しむ要素が増えました。
皆さんも野球に限らずお気に入りの選手名鑑を見つけ、選手を知り、スポーツ観戦をより楽しんでみてはいかがでしょうか。

『選手名鑑』おすすめです。

出典
NUMBER社:https://number.bunshun.jp/articles/-/852030?page=1






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