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悪魔の酒

ぴーすけ

世界中を放浪していたバックパッカー。数々の危険に巻き込まれながら8ヶ月かけて世界を一周する。旅の経験を設計に生かすべく、日々模索。


こんにちは。

最近「アブサン」というお酒にハマっています。
ご存知でしょうか?


アブサンはフランス、スイス、チェコ、スペインを中心にヨーロッパ各国で作られている薬草系リキュールの一つで、ニガヨモギ、アニス、ウイキョウなどを中心に複数のハーブ、スパイスが主成分です。


あまり有名なリキュールではなく、バーなどで見つけても種類が少ないし薬草独特の癖があって好き嫌いが分かれるので、
どちらかといえば日本ではマイナーなお酒かもしれません。


先日日本でも数少ないアブサンを専門に扱うバーを家の近くで見つけまして、
行ってみることにしました。


度数が高いものが多く、70%前後が主流で中には89%を超えるものなんてあったりします。火がつきます。。
なので基本的にはストレートで飲むことはなく、カクテルのような形で割りものとして飲んだり、単純に加水して薄めて飲んだりします。
面白いのが、加水していくとうっすら白濁していきます。また加水の度合いによって味の変化を感じるので最後まで飽きずに楽しめるんですよ。
見た目はトルコの「ラク」やギリシャの「ウゾ」みたいな感じですね。
種類によっては「緑の妖精」と称されるほど綺麗な緑色をしているのも特徴です。


このお酒、実は昔は「悪魔の酒」と言われていました。
画家として有名なゴッホもアブサンの魅力に取り憑かれてしまうほど、中毒性のあるお酒として知られています。


当時出回っていたお酒は粗悪なものが多く、
アブサンの主原料であるニガヨモギのツヨンという成分が一種の中毒症状を引き起こしたと言われています。
そのため一時期は各国で販売や製造が禁止されていたほどです。
現在のアブサンはツヨンの成分がWHOの定められている基準以下になっていて中毒症状引き起こすことはないのでご安心ください。
(私はハマっているのである意味中毒者か...)

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また主成分で欠かせないスパイスにアニス、フェンネルがあるのですが、
これはみんな大好きカレーにもよく使われます。
なのでこのアブサンはカレーに合う稀有なお酒なのです。
私もよくカレーをつまみにこのお酒を飲んでます笑

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つまみカレー

なかなか見かけることは少ないと思いますが、
気になった方は是非!


ではまた





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