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金沢のおばちゃん

そういちろう

鳥谷敬くらい選球眼には定評があります。今年は良い自転車を買い、旅先で走らせます。


 4月から働く焦りを5日間の旅で完結させてきました。
青春18きっぷで4泊5日(名古屋→鯖江→金沢2泊)の一人旅をしてきたのですが、そこで良い出会いがありました。


 金沢初日ホテルへ向かう道の途中でふと立ち寄ったタバコ屋のおばちゃんです。
そこは中でタバコが吸えて、近所のおばちゃんが作った小物と怪しい茶葉を売っている今の時代なかなか無い空間でした。
なぜかおばちゃんとすごく馬が合い様色々なお話をしていただきました。
そこに素敵な風景写真を見つけ、場所を聞くとその場所は白山と富山県の雨晴ということがわかりました。
そこでの思い出話を聞いているとどうしてもそこへ行きたくなり、急遽金沢2日目はそこへ向かうことを心に決め、
おばあちゃんとも約束し、たばこ屋を出ました。


金沢2日目

・最初に向かった小松の木場潟公園から見た白山の風景は、景観条例のおかげか当時の写真と全く同じ風景を見ることができました。
木場潟公園は湖の周り一周6.4kmのほとんどから山を眺めることができる贅沢な散歩道で、そこでは様々な年代の方が散歩やサイクリングをしていて、写真を撮ったり、犬と散歩をしたり、スポーツ、音楽といったさまざまな人が集まるスペースがありました。

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この道を粟津駅まで歩き次の場所へ向かいました。


・その後向かった雨晴には海辺を走る氷見線に乗っていきました。
海沿いを走りカーブを曲がるとき車体が傾くことで海の上を走っているように感じる唯一無二の電車で、とにかく乗ってみてください。

「雨晴」
の地名の由来は義経が頼朝から逃げる際、岩陰で雨を晴らしたからだとか、、。
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海に着くと荘厳な海が広がっていて、どこか近寄り難い雰囲気を感じました。
最近は湘南や内房の静かな海を見ていたので衝撃を受けたのと同時に、前日食べた鰤を思い出し、なにかこう腑に落ちる感覚を味わいました。
そして本数の少ない帰りの氷見線を待つ間無駄に波の写真を撮ったり、石に座りながら海を眺めたりして一人旅は終わりました。

こうして素敵な人との出会いや場所に恵まれ、また良い旅となりました。
次の日12時間かけ板橋へ戻りました。
ありがとうございました。





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