こんにちは仙です。
実は私、物心ついた時からアニメがとても好きでして、
息するようにアニメを見続けています。
皆さんも日本が誇るジブリからコアな夜中アニメまで
日常の中で見ることは少なくないのではないでしょうか。
約2年間のステイホームで家で映画を見ることが習慣化した人も増えてきたはず、、
今日はおすすめのアニメをご紹介できたらと思います。
■PSYCHO-PASS (第一期2012年放送 )
引用:https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=11191
「サイコパス」という言葉を一般的に聞くことも増えましたね。
『サイコパスとは、「感情の一部が欠如している」という点において特筆される精神病質者のこと。 』
Google先生に聞くとこのような言葉が出ていますが、「感情の一部が欠如している」これがキーワードになるアニメです。
あらすじはウィキペディア先生に頼るとこんな感じです。
----
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた 。
そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた 。
本作品は、このような時代背景の中で働く厚生省公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。
----
、、、お分かりいただけましたでしょうか。笑
犯罪係数と呼ばれる人情の潜在的な悪意や負の感情をすぐに読み取れる世の中。
少しでも悪意を持った瞬間、AIロボットが駆けつけ、すぐにメンタルケアをするために連行される。
犯罪の芽が即座に刈り取られるような安心安全、綺麗な世の中を想像できますでしょうか。
犯罪係数が測定されている様子引用:https://bibi-star.jp/posts/16487
このアニメが面白いのは、その中でシビュラシステムに判定されない「サイコパス」が現れることで、
私たちが普段意識しずらい『「感情」が何なのか?』『それは果たして感情なのか?』など
潜在的かつ普遍的であるからこその 感情の怖さを気付かされるところです。
・ストレスのない社会とは正しいのか。
・感情の数値化とは本当にできるのか。
・「悪意のない悪意」は悪意なのであろうか。
サイコパスキャラは所謂敵なのですが、純粋な悪であるからこそ共感もできず、
得体も知れないからこそ罰することの難しさを感じます。
PSYCHO-PASSはジャン=ジャック・ルソーの犀利な「人間不平等起源論」や
ルネデカルトの最後の著書「情念論」や未完成の「精神指導の規則」など
さまざまな著書からの名言も台詞に引用されており、哲学的思考も散りばめられているところも推しポイントです。
ジャン=ジャック・ルソー著 「人間不平等起源論」 引用:https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E9%96%93%E4%B8%8D%E5%B9%B3%E7%AD%89%E8%B5%B7%E6%BA%90%E8%AB%96-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%96%B0%E8%A8%B3%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC-ebook/dp/B00H6XBKEO
人間の感情をAIで管理する世界は割とすぐ来るような気がしていますし、
アップルウォッチ等のウェルネス器具がその兆しを見せています。
いつか、本当に全員の感情が監視・数値化される時が来るかもしれませんね。
脚本原案は「魔法少女まどか☆マギカ」で有名な虚淵玄さん。少し闇を持ちながらメッセージ性を秘めた脚本が特徴的。
また、脚本メンバーとしれ私の青春とも言える小説家の深見真さんもご参加されています。
(個人的には引用の言葉のチョイスや非常に複雑な深度を持った特徴的な設定は深見真さんらしさが出ているなあと感じることも多いです。。!!)
総監督は「踊る大捜査線」や映画「亜人」を手がけた本広克行さん、監督は「千と千尋の神隠し」や「戦国BASARA」を手掛けられた塩谷さん。
また、PSYCHO-PASSは絵も綺麗でして、絵の原案はジャンプで連載されていた「家庭教師ヒットマンREBORN!」の天野明先生。
制作メンバーをこうして並べるととても豪華ですね。。
ここで脱線してしまいますが、
映画などの映像作品を見るときにこうやって監督や脚本家をみてみると、その映画の作品性が想像しやすくなります。
例えるのであればコンビニで成分表を見るような感覚です。
さて、いかがでしたでしょうか。
割とどんなアニメも好きですが、PSYCHO-PASSは最も好きなジャンルのアニメです。
見るだけでかなりのカロリーを消費しますが、ぜひご覧ください。