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素敵な宿をみっけました。

ハオ

埼玉県生まれ。三度の飯と漫画が好き。柄シャツ収集家。「日日是好日」をモットーに、今日も元気に設計中。


こんにちは。
先日福井県に旅行した際に素敵な宿に出会いました。

「みっけ」という宿になります。
https://ochanomamikke.com

昔に花街として栄えた地域にある建物を改修したもの。
外観は当時の様子が彷彿されるような、年月を感じるつくりです。
良い意味で、新しく手を加えた部分と、古くから残る部分のギャップがありません。

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素敵だったこと。
オーナー兼設計者の方に改修の内容とコンセプトを聞くことができたこと。

古民家が好きで、その良さを感じて貰いたい。
特有の雰囲気・風合いをとことんリスペクトする、が住環境は良く、というコンセプト。

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例えばこちら2階の和室。
元は廻り廊下だったそうですが、構造的に懸念があり、
眺望を望む素敵なカウンターへと手を加えています。
実は二重サッシとして断熱性能を高めていますが、それが外観に全くあらわれていないことがポイント。

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1階は囲炉裏を中心に和室と炬燵とくつろぎのスペース。
冬は裸足で歩くと冷たいだろうな、と感じる土間ですが、
なんと蓄熱式床暖房を採用。(結構チャレンジングです。)
私は寒い時期に伺いましたが、温熱環境はすこぶる快適でした。
地域の方々に良くしてもらい、この囲炉裏を囲んでの団欒は素敵なひとときでした。

竈門は自分でつくっていたり、
お風呂は薪で沸かして頂けたり、
写真には載せられていない魅力が沢山ありました。

都会に住んでいる方は便利すぎる生活から離れて、
ぜひ、有意義なお時間をお過ごし下さい。

実は30人くらい泊まれるキャパがあります。
今度は親しい人と部活の合宿の様な形で、
わいわいと不便を快適に楽しみたいなと思いました。

昼はプラプラ歩いて、景色を見ながら、軒先でバーベキュー、
夜は囲炉裏を囲んで眠くなるまで話して、薪のお風呂に入って、畳で雑魚寝、
翌朝は竈門で炊いたご飯と漬物と味噌汁で。

また訪れたいです。

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