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DeadVlei

ぴーすけ

世界中を放浪していたバックパッカー。数々の危険に巻き込まれながら8ヶ月かけて世界を一周する。旅の経験を設計に生かすべく、日々模索する新人。


こんにちは


このブログを書いている日がちょうどまん延防止等重点措置が解除される日です。
皆さんそれぞれ我慢してきたことがあると思いますが、とりわけこの措置に苦しめられた飲食店は多いのではないでしょうか。

飲食店や街はこれから以前の賑わいを取り戻すのでしょうか。
「前ほどは戻らない」という悲観的な経営者のインタビューを見かけますが、飲み歩き・街歩き好きとしては是非戻ってもらいたい。
ただ、コロナ禍で新たに見つけた「自宅での楽しみ」は、逆に無くさないように大事にしたいと思ったりもします。

一方「旅」については今後どうなっていくのか。
まだまだ海外は隔離期間など物理的なハードルが高いこともあり、難しい側面があります。
いずれコロナが全世界的に収束に向かった場合、コロナ前のような旅の仕方に戻るのでしょうか。
バックパッカーをやっていた身としては気になるところです。

『いつでもどこでもインターネットを通して繋がれる』時代なので、最近話題のメタバースみたいに仮想空間上で旅が完結する、なんて未来も近いのかもしれません。
現実世界で感じる光や風、匂いや触覚なんかもいずれはアナログ情報→デジタル情報→アナログ情報として変換伝達できるようになるのかも、、
想像は膨らみますが、どんな時代も方丈記を書いた鴨長明のように、アナログな暮らしや生き方を求める人は一定数いると思っていて、バックパッカーはいなくならないというのが自論です。


話がそれましたが久々に昔の写真を見返していたところ、
5年前のちょうど今頃、ナミビアに行っていたので少しご紹介したいと思います。

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アフリカ大陸の南西に位置しています。あまり旅行目的で行く方は少ないのではないかと思います。
かくいう私も当時はどんな国か全然知らず、アフリカをエジプト→エチオピア→ケニア→タンザニア→ザンビア→ナミビア→南アフリカと縦断して北に下っている途中に通過する、単なる1カ国として思っていました。

詳しい国の説明はWikipediaに譲りますが、
今もなお昔ながらの生活を営む少数民族がいたり、豊かな自然と広大な砂漠などが魅力の国です。
首都のウィントフックはヨーロッパ資本が入ってきているので、かなり発達しています。


私は『DeadVlei』(死の沼地)という、大昔川の洪水により生まれた浅い湖が、その後の気候変動で干上がって出来た不思議な風景を見に行きたかったのですが、公共交通機関がないため、車を借りて自力で行くか、現地の方にお金を払って運転してもらうかという方法になります。

運転はできましたが、オフロードをひたすら進むため、危険や途中の車の故障を考慮して後者の方法で行くことにしました。

アフリカバックパッカーあるあるで、エジプトinで南アフリカoutという人が少なからずいます。
途中寄る国は人それぞれなんですが、エジプトで会った人と他の国の宿で偶然会ったりなんてこともあります笑
ドラゴンクエストで仲間を集めるように、途中の国で知り合った友達や、日本人がいると聞いた宿を回ったりして一緒に旅をしてくれる人を探し、集まった6人パーティでバンをチャーターして現地に向かいました。

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ひたすらこんな荒野を進みます。

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途中2000年以上生きているという眉唾植物『ウェルウィッチア』をみたり、色々寄り道します。

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砂漠地帯に入ると『DUNE45』というビュースポットがあります。
私のプロフィール写真撮影した場所になります。

この時人生初砂漠、とても稜線の美しさに感動したのを覚えていて、
夕暮れで赤く染まった面と反対側のコントラストで稜線がよりはっきりと浮かび上がります。
風の吹き方で一日として同じ稜線はないという話を聞き、その瞬間一期一会の風景を目に焼き付けました。

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そして目的だった『DeadVlei』(死の沼地)
黒い木はあまりの暑さで朽ちずに化石化したもので、700年~900年前のものと言われています。
土地の歴史、時の流れ、あとは何か物悲しさを感じずにはいられない不思議な場所でした。


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改めてグーグルアースで位置を見てみると、すごい場所にあるなぁと感じます。
また行きたいとは思いますが、行く大変さを考えると二の足踏む場所です笑


いつまたこんな旅が気兼ねなく出来るようになるのか、
しばらくはおとなしく国内を楽しもうと思います。


ではまた。






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