春の穏やかな日、設計を担当しておりました戸建のお住まいがお引き渡しを迎えました。
新築の木造戸建、木サッシなども入っているスペックの高い建売戸建の部分改修でした。
新築ならではの性能面や使える素材や設備を活かししつつ、リビングダイニングにあたるフロアをメインに改修。
主に、Ⅱ型のキッチンを部屋の形に合わせてペニンシュラに変更。ダイニングテーブルをつなげて、小上がりを造作。収納量UP、家事動線の整理をメインに計画しました。
素材に関しても、ラフでカジュアルに肩肘張らないものをセレクト。
こどもたちが落書きしてもショックで無いように という理由からベニヤで仕上げることに。
キッチンの向きを変えるだけで、体感できる広さも変わりスペースも有効活用しきれるようなお住まいになりました。
工事中もご主人が大工さんと一緒に本棚をDIYしたり、キーカラーのオレンジで既製品の洗面台を塗装したり、他のフロアでIKEAの家具を組み立てたり と
「自分でやれるところはやる」も今回のポイントで、お金をかけて拘るところと、抑えてご自身で行うところのメリハリをつけて進めてきました。
今回はお引渡し、お引越し後のレアなタイミングで伺えましたが、生活が落ち着かれた頃に、カメラマンさんと撮影に伺うのが楽しみです。
本棚も早速完成していたように、購入された新築の戸建がこれから住みこなしてご自身の手で育てられていくこと、
伺うたびに都度進化していきそうなワクワク感のある、そんな様子が楽しみなお住まいの完成です。