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たまにはドキュメンタリー

キンノスケ

炭酸飲料とNetflixがあれば生きていける。「If life gives you a lemon, make lemonade.」をモットーに、日々勤しみます。


この年末年始はなぜか色々なドキュメンタリーを見ました。
普段はあまり観ないのですが、たまに見ると自分の知らなかった領域の扉が開かれたようでドキドキします。
とても良かった3本をご紹介。

フィールズ・グッド・マン(2021)
監督:アーサー・ジョーンズ

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みなさん、このカエルのキャラクターを知っていますか?
この「カエルのペペ」というキャラクター、元はアメリカに暮らす1人の青年が生んだ自主漫画のキャラクターだったのですが、
ネットへ載せたところあれよあれよと拡散されて、ネットミームとして人気を博してしまいました。
"しまいました"という所がミソで、これがオルタナ右翼などの差別主義者の人々のマスコットとなってしまい、
国が認める「ヘイトシンボル」に定められてしまったのです。

制作者の意図とは剥離したところで、意図せず使い方をされるという、ネットの恐ろしさを描いた作品です。
怖い、と同時にこのカエルが不憫すぎて段々笑けてきます。


ゆきゆきて、神軍(1987)
監督:原一男

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この作品、元旦に観たのですが大いに間違いだということに気づきました笑
戦後23日後に執行された軍内部での処刑事件の真相を当時を知る上司らに、アポ無し訪問で追求していく奥崎謙三氏を追うドキュメンタリー。
彼の過激な正義にギョッとする箇所もあるのですが、戦争が間近にあった時代の"リアル"をつぶさに感じ取ることができます。


ボストン市庁舎(2021)
監督:フレデリック・ワイズマン

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ボストン市庁舎の日常をナレーションやテロップもなく、淡々と切り取る異色のドキュメンタリー。
マーティ・ウォルシュ市長の素晴らしい政策と活動に焦点を当てつつ、職員の方々のが市民に耳を傾け続ける姿に感動します。
約4時間という大作ですが、一見の価値ありです!





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