先日、life・LIFE展に訪れて柚木沙弥郎さんの作品を鑑賞してきました。
柚木さんは型染めの第一人者であり、その創作活動は型染めだけにとどまらず、絵本や立体作品、版画など多岐にわたります。
私も展示を見て、改めて創作活動の幅の広さに驚きました。
御年99歳の今も現役とのことで、年齢を重ねる度、さらに新しいことにチャレンジされている姿はこちらもパワーをもらえます。

会場は、子どもの遊び場と美術館が融合した立川の複合施設、PLAY!内のミュージアムです。
流れるような動線とリンクして、展示絵本のストーリーも進んでいきます。
特に柚木さんが描く「雨ニモマケズ」の展示には元気をもらいました。

ミュージアム内を散策していくと、布の森にたどりつきます。

鮮やかな色彩と、明快な構成。角度や光によって見え方が変化します。
約50点の布の展示は圧巻でした。

会場では、柚木さんがコレクションしたお気に入りの物や、頭の中を覗けるようなスケッチの数々、自宅での制作風景までも見ることができ、
ものづくりのヒントはいつも暮らしの中にあると感じました。
展示は1月末まで。施設周辺もまちにひらかれた緑豊かな場所なので、機会があればぜひ一度足を運んでみて下さい。