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酔いどれコーディネート

せんです。京都の舞妓さんに囲まれて育ちました。その後金沢に6年間いました。人一倍食べます。ノスタルジーに心を奪われがち。


こんにちは、仙です。

忘年会・新年会のシーズンですね。
みなさんは飲みの場所をどのように選んでいらっしゃいますでしょうか。

今年は「約2年間会うことができなかった人と会う」をテーマに「飲み」の場を設けることを目標にしていました。
そのため、飲む場を選定することが多かったのですが、
常に飲む「相手」のパーソナリティや話し合うであろう内容、そして飲み屋さんのロケーションや物語を掛け合わせて
無意識的に飲みの場をコーディネートしていたことに気づいたので、本日はその話をできればと思います。

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Case.1
飲み相手:後輩
話あう内容:就職活動の相談
飲んだ場所:新橋/烏森百葉


sg_211210_02.jpg
引用:https://brutus.jp/after4_sakaba/?heading=2

烏森百薬は、新橋駅に烏森口という出入り口もありますが、
烏森口から徒歩3分ほどの裏路地にあるお店です。

上京し、就職活動の最中の時間の合間に、時間をくれた後輩に向けて、
都会の新橋でありながら 落ち着いて話す場所を探していました。

このお店の面白いところは、烏森神社の参道にあるところ。
しかも、ご利益の1つに「必勝祈願の成就」とも書いてあり、隠れた応援メッセージも込めてここに決めました。

予約せずに入ったところ、屋外の席になり、極寒の中飲むことに。
ちゃんちゃんこの貸し出しや、こたつがある席もあるなど、
都会らしからぬスタイルにテンションが上がりながら楽しい時間を過ごすことができました。

しかも、ご飯もおしゃれかつ美味しい。
さらには店員さんもみなさんとても良い人で、その接客にも温まりながら。
ただ、めちゃくちゃ人気店。予約席と、当日席がありますが、開店15分ですぐ埋まるとのこと、、
週末の予約は1ヶ月ほど前・平日だと一週間ほど前からの予約だと安心とのことです。

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Case.2
飲み相手:本が好きの友達
話あう内容:たわいもない話(2次会)
飲んだ場所:新宿/The OPEN BOOK

sg_211210_03.jpg
引用:https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/wada01

最高のレモンサワーを飲んだことはありますか。
知るひとぞしる名店 the open book。
新宿ゴールデン街にあるお店です。

友人は物静かで、あまり外にでないタイプです。
人混みが多い場所にいると気疲れしてしまう人だったのですが、
当日はご飯だけでは話が尽きず、次お店を探すことに。
少し人が少なくありながらも、安心できるような場所を選びました。

看板メニューのレモンサワーはもちろん、空間も面白いんです。
一見さんお断り?と思わせる入口、
店主のお祖父様の著書や蔵書が壁一面に広がる小さな空間、
窓のない、知るひとぞ知るような不思議な色気(重すぎない)がとても心地よいです。

観光地なので、普段は英語も飛び交っていてその雰囲気も好きですが、
今だとゆったりした空気を楽しむことができます。
同性の友達とも、ちょっと仲良くなりたい異性ともぜひ行ってみて欲しいです。

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空間やご飯飲み物を飲み相手に合わせてコーディネートできた時、
その時間が自分に豊かな時間だったなと後に思い出すことができます。
お店や飲んだことを思い出せない時は、ハマってなかったのかもしれないなあ、とも思います。

東京にいると、時間の流れが早く、どうしても忙しさにかまけて
一夜一夜の時間をあっという間に消費してしまいがちです。

でも、その中でも「飲もう」と声をかけ合える相手がいることに感謝しながら、
その場を楽しめるように考えることは大好きです。

空間やそれを通じた体験を設計をする身分であるからこそ、
大事な人との時間もどのような体験にできるかを設計できるような大人でありたいです。

2022年もぜひ、みなさん飲みにいきましょう。





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