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立山登山

ケイジ

1971年生まれ。ブルースタジオの古株にして、3人の息子を共働きで育てるオトウチャン。業務開発担当。建築士。大阪府出身。


ケイジです。

先日家族で立山に登山に行ってきました。
立山は北アルプスに位置する3,000メートル級の山ですが、「立山黒部アルペンルート」のおかげで我が家のような登山初心者でも気軽にチャレンジできる山です。
立山黒部アルペンルートは、富山県側の立山町から長野県側の大町市までアルプスを貫いており、我々家族5人(3人兄弟+父・母)は大町市側からのアプローチです。

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早起きして温泉旅館を出てバスで扇沢に着くと、「電気バス」に乗り換えます。電気バスはずっとトンネル内を走ります。


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トンネルを抜けたところが黒部ダムです。
アラフィフのオトウチャンとしては、NHKのかつてのテレビ番組『プロジェクトX』を思い出さずにおれません。
このダムを歩いて渡って先に行くのですが、その番組の主題歌、中島みゆきの「地上の星」がずっと頭の中でまわっていました。。。


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黒部湖駅からはケーブルカー。これもトンネルの中です。


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ケーブルカーで黒部平駅に着くと、次はロープウェーです。
向こう側の山の斜面の中腹にあいた穴が次の大観峰駅です。


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大観峰駅からはトロリーバスです。トロリーバスはバスですが電車のようにパンタグラフから電気が供給されています。
トロリーバスには「立山黒部貫光」の文字。「観光」ではなく、「貫光」。
立山黒部貫光株式会社のホームページには社名の由来の記載があり、これは創業者の「高邁な理念」に基づいているそうです。
ここでも、このルートを開発した昭和の先人たちの気概を感じます。


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いろいろ乗り継いで、室堂平に到着。ここから徒歩で立山山頂を目指します。
立山山頂までは約2時間。ここまで来ると標高は約2,500メートル。高木はなく、高山植物の花があちこちで咲いていました。


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しばらく歩くとルート上に雪渓がありました。
夏なのに雪の上を歩くのは不思議な気分です。


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約1時間歩いて山小屋のある「一ノ越」(標高約2,700メートル)に到着。
ここでなんと、3人が脱落。
「なんでこんなしんどい思いをして山に登るのかわからない」とのこと。

というわけで、頂上にアタックするのはオトウチャンと高校2年生の長男のみとなりました。。。


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一ノ越から頂上は、ゴロゴロした石や岩の道でかなり急でした。
這いつくばるようにして登っていきます。


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登ること1時間弱、ようやく頂上に着きました。
標高3,003メートルの立山(雄山)山頂には雄山神社がありました。
この時は雲に覆われていたのでパノラマは拝めませんでした。。。

頂上からの帰路もなかなか大変でした。急な山道は下りの方が脚にきますね。
頂上まで付き合ってくれた長男も、「もう登山はしばらくいいかな、、、」とつぶやいていました。。。
去年、高尾山に登った時には「こんなの登山のうちに入らない。もっと標高差を登らないと登った気がしない。」と、やる気を出していた長男ですが、文化系の彼にとって今回は辛かったようです。

元ボーイスカウトのオトウチャン的には立山登山は結構楽しかったのですが、残念ながら他の家族にとってはそうでもなかったようです。。。

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次の日は長野市に行き、善光寺にお参りして門前でお蕎麦を食べて帰路に着きました。
我が家の人たちはどうも、ハードな(?)登山より温泉+観光とかハイキング程度の方が好きな人たちのようです。

まあ、今回はオトウチャンの好みにつきあってくれたので、家族に感謝したいと思います。。。


ケイジ





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