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グアテマラにて

リナ

新卒1年目です。街を歩いたり器を集めたり、広く浅くなんでも好きです。不動産と都市計画の関係について考えています。


こんにちは。
何年か前に片道36時間ほどかけてグアテマラに行きました。

なぜグアテマラに行ったのか、その大きな目的は「服」でした。
グアテマラの民族衣装の魅力を日本に伝えるべく知人が立ち上げた服のブランドの生産者を巡る旅に参加したのです。
今でも地域ごとに異なる伝統的な民族衣装を日常着としているグアテマラでは、人々は目をみはるほど色鮮やかで美しい服を身につけており、織りや刺繍などの手仕事が女性たちによって受け継がれています。

何十色もの糸を下書きもなく器用につむぎ、美しい模様や色をすらすらと布の上に描いていく彼女たちの技術には驚かされるばかり。
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もちろん、服だけではなく、街並み、食、お祭りなど、全てが初めてのものばかりで刺激的でした。

日本でいうお盆のように、死者を偲びそして感謝する伝統的な日である死者の日に、海抜2000mほどに位置するウエウエテナンゴという地域に行くと、異様だけどとても興味深いお祭りが開催されていました。

男性がつぶれるまでお酒を大量に飲み、馬に乗って全速力で走る。
馬から落ちると周りで見ている地元の人々である観客が大いに盛り上がる。。。
日常を超越したカオスでお祭りらしい時間が流れていました。
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街を歩いているとニワトリの声が聞こえ、人家の庭に目を向けるとトウモロコシの芯が薪として利用されるのか山積みに置いてある。人々は肉や魚の臭い漂うマーケットや道端で、近所の人々と話に花を咲かせる。そんな風景や人々のまっすぐな笑顔をみていると、人が暮らすことや豊かさとは何だろうと心の底から感じ、考え方・物の見方全て180度変化したような気がします。

毎日過ごしている場所から離れ違う空気・人々に触れることで、自分とは全く違う常識に出会え、多くの発見が得られる。そんな旅が恋しいですが、次はどこに行こうかと考えたり、他の地域の文化をちょっと調べてみたり、常に好奇心を失わず楽しみたいなと思います。
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