こんにちは。
福岡オフィスのたまてです。
少し前のことになりますが、大分県・別府に行ってきました。
別府といえば、言わずとしれた温泉地。行ったことがある方も多いと思います。
でも、「旅館に直行直帰で、実はまちのことあんまり知らない...」、という方も多いのではないでしょうか。
別府が観光地として栄え始めたのは大正時代。
もう100年も観光地としての歴史があります。
「別府温泉」の名前は奈良時代には存在していたようですので、
はるか昔から、温泉とともにあるまちなのですね。
そんな温泉・観光とともに発展してきた別府の特徴のひとつに、「公衆浴場」があります。
温泉があちらこちらで湧いているので、家にお風呂が必要ない、ということで、
地域のひとたちが日常的に利用するための共同浴場です。
「公衆浴場」は今でもまちなかにたくさんあり、
実際に、別府のまちの人たちのお風呂として使われています。
(入浴時にルールを守らないと、ヌシに怒られるなんていう噂もあるようです)
昔ながらの集合住宅にも、新築の分譲マンションにも、
共同浴場が完備されているという浸透っぷり。。
また、源泉の湯気で食材を蒸し上げる「地獄蒸し」なんかも、
温泉地ならではの日常文化だなあと感じます。
観光地としての歴史も長いので、
別府のまちなかにある遊園地「ラクテンチ」はなんと創業91周年。
平地のまちなかから超急勾配のケーブルカーで山の上の園に入るというつくりで、
先人のエンターテイメントへの心意気を感じます。
名物「あひるの競争」にはじまり、遊具もちょっと見たことないようなものばかり。
観光100年の歴史は、立派な別府の文化のひとつだなあと思うのでした。
別府の魅力は温泉文化、観光文化だけでなく、
まちなかで開催されるアートイベントも素晴らしく、
また、こだわり店主たちの食文化も外せません。
ひとりで行っても家族連れでも、短期でも長期滞在でも楽しめる、
魅力的な、様々な顔をもったまちだなと感じています。
まだまだ行きたいところがたくさんですので、
また情勢が落ち着いた頃に、足を運びたいなと思います。
たまて