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船旅と儀式

いでちゃん

福岡オフィススタッフ。長崎市出身。美味しいお魚とお酒が好物。休日はバイクでおでかけ。たまにはキャンプに行きたい。


私や私の周囲の人たちの中で、船旅とセットで語られるものがあります。

「儀式」


と固い言い方をしていますが、船内でうどんを食べる、ただそれだけです。


九州は北東側から南にかけて入り組んだ地形をしていて、
それ故に海運が発達した地域でもあります。

橋梁で繋がった近隣の離島を含めた九州島内のうち、
自動車を運べるフェリーが8航路あり(下図)、
人や自転車だけ運べる航路も含めると無数にあります。

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高速道路網が隅々まで張り巡らされた昨今、
陸路での移動が目的地に早く着ける最有力の選択肢となりました。
それでも今なおフェリーは市民の足として親しまれています。

かく言う私も高速道路を使ったルート設定は苦手で、
可能であれば海路を使うルートを選択してしまいます。
お気に入りの写真をいくつか。。

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そしてフェリーとセットで語られるのが船内での飲食スペース。
錦江湾を渡る桜島フェリーと垂水フェリーには
船内うどんが提供されており、ついつい食べてしまうのです。

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それは最早「儀式」とされ、桜島フェリーに至っては
15分の乗船時間のうちに注文・食事・器の返却まで済ませる必要があります。

短時間で熱々のうどんを食べ切るのは意外とハードルが高く、
食後は謎の達成感に浸り...たいところですが、
下船準備を始めなけれなならないのです。

決して特別な美味しさがあるとは言いづらいですが、、、
海を見ながら揺れる船内で食べるというシチュエーションに美味しさを感じます。

瀬戸内もフェリー船内のうどんがあり、
そちらも船旅の楽しみとして親しまれているようです。
目的地へ向かう道中、
旅情を掻き立てる船内飲食も楽しまれてはいかがでしょうか。





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