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旬を摘む

てら

ぐんまけん出身。1年の3分の2を花粉症に悩まされ中。最近、運動不足気味のため、インドアでもいい運動ができるスポーツを模索中。おすすめがあればぜひ教えて下さい。


だいぶ暖かくなり、桜も咲き乱れ、春の訪れを感じる今日この頃。

先日相方の実家、神奈川県の厚木に行ってきました。
その日の夕方近く。日が沈むちょっと前。
相方の妹より「つくしを採りに行こう!」との提案があり、
近くの土手につくし採りに出かけてきました。

人生で初の山菜採りです。
夕方近くまで、ねばりにねばって探しました。
足元を目をこらしながら探していると、人が踏み込んだように草が倒れている箇所を見つけ、
そこを辿ると、つくしが集まって生えている箇所が。
まさに先人の足跡・・。仲間がいたことに嬉しいやら、笑ってしまうやら。
そしてもうそろそろ、帰ろうかという時に。
「あっ!」という声に、ふと前を見ると塀の上に二匹の猫が。

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目が合って、逃げると思いきや塀をぴょんと降り立ちこちらに寄ってきました。
兄妹なのか、二匹で仲良くじゃれ合いながら、一緒に歩きはじめました。
撫でても逃げるそぶりを見せず、久しぶりに動物に癒される、至福の時間を過ごしました。

そして散歩がてら畑や小川の横を歩きながら帰宅。

そのあとはつくしの頭をみんなで取り、茎だけにする作業です。
つくしを食べたことが無かったので、どういう風に食べるのか、どう料理するのか
全く検討もつかなかったので、なんだかとても新鮮でした。

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そうして完成した料理は「つくしの佃煮」。

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どんな味がするのか、正直恐る恐る口に含んでみたところ、
ちょうど良い塩梅の塩っ気と山菜の風味でとても美味しく、ご飯が進むこと進むこと。

この春、初めての旬の料理はなかなか思い出深い味わいでした。






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