こんにちは。
中西です。
今回はスペイン、ビルバオに訪れた時のことについて書きたいと思います。
スペインだとバルセロナやマドリードなどが有名で、あまり名前を聞かないかもしれませんが
この街にはビルバオ・グッゲンハイム美術館という建築で有名になった街で、僕がこの街に行こうとした理由でもあります。
グッゲンハイム美術館はフランク・ゲーリーという建築家が設計したしわのようにうねるような建築で、現代建築を代表する作品の一つともいわれています。
もちろん建築の形もその中の空間も面白いのですが、このぐにゃぐにゃした不定形な形もあいまって
どこから街でどこから建築かわからないようになっています。
回りが山々に囲まれた場所でもあるので、山の稜線にも溶け込んでいるように見えます。
この街は元はスペイン有数の工業都市だったそうですが、90年代には産業が衰退し、同時に街も衰退していたようです。
そんな先行きが暗い時期に完成したこの建築は一大観光資源となり、多くの観光客を招き、それに合わせて周囲の整備も進み、多大な経済効果を与えたそうです。
普通の建物は都市の隙間の限られた敷地の中にひっそりと収まってしまうところを
土地に、街に溶け込み、街そのものの再興のきっかけにもなったこの美術館は建築の持つ力を再認識させてくれました。
少しマイナーな場所になりますが、途中の電車からはスペインの田舎町や山々も眺められますし、かなりいいホテルでも日本のビジネスホテルくらい安くなっています。
またスペイン旅行行くことがあれば一度訪れてみてはいかがでしょうか?
一見の価値ありです!