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見に見えないものへの想像力(part1.お酒を科学する)

さとし

年の瀬ですね、体調管理一緒に気をつけて行きましょう!


今年はあっという間に過ぎてびっくりしている
さとしです。

普段、目に見えるものに意識が行きがちな私ですが、
植栽のお仕事で普段お付き合いしているABデザインの正木さんやこばゆさんに
"土の中が面白い"とのこと教えていただき、絶賛土の中の微生物や環境にハマってしまっている最中です。

微生物が面白く、そういえばお酒も微生物の力だよなぁ
日本酒ってワインとビールとどう違うんだろう。

"お酒を飲み始めてもうすぐ10年"になりますが、
そんな初歩的な疑問を持ち色々調べてみました。

一番の大きな違いは
「発酵方法」と「発酵するもの」
と言ってしまえばそうなんですが。

日本酒はワイン・ビールと異なり
ご存知の通り、発酵する主体は「お米」です。
※ちなみに日本酒一升瓶(1.8リットル)を作るのに2坪の畑が必要なります。
近くの畑がありましたら換算シテ見てください

そして発酵方法が他2つと異なり
実は 「並行複発酵」という発酵の仕方なのです。
・・・つまり同時複数の発酵がなされているとのことです。

その犯人は「酵母」と「麹」です。
「麹」はとお米に含まれるでんぷんを食べて「糖」にします。これを糖化と言います。
「酵母」は、その糖を食べて、おならをします。それがアルコールです。
この工程が同時に行われることを「平行複発酵」と言います。


なるほど、微生物ってそれ自体は人間よりもミクロな世界で
とっても大きな仕事をしているんだと感動しますよね。

ちなみに居酒屋でよく見る
大吟醸(だいぎんじょう)とかも気になりますよね

実は大吟醸は日本酒のスーパーエリートなんです。
日本酒世界でもごく一部25%くらいのものをさすのですが、
削られてきた奴らなんです。
というのも大吟醸のラベルよく見て見てください。
精米歩合て書いてますよね?実はこれ
どれだけお米の外側を削ったかの度合を示すものなんです。
大吟醸はまさかの50%以上削らないといけない奴らなんです。。なのでとっても手間暇がかかります。
お米は外側が雑味があり、内側だけの大吟醸はスッキリとした味わいに

それではまた来年!





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