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圧倒的水風呂。

ましゅー

あくせくあたふた2年目スタッフ。ブランディング・プロモーション担当になりました。


みなさんいかがお過ごしですか。
一段と冷えてきて、いよいよ銭湯の季節だなという感じではないでしょうか。

そんなわけで今回も銭湯紹介させていただきます。
今回は僕の友人もバイトをしている下町銭湯です。体験してきた中でも水風呂の気持ちよさが際立っていました。
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西小山 東京浴場

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大岡山より2駅の鈍行しか止まらない駅、西小山。そんな駅から歩いて3分ほど、下町雰囲気漂う商店街の中にあります。
通りから覗くと、何やら奥の方に造作本棚のようなものが見えます。

中に入ってみると思い思いにくつろいでいる人がチラホラ。
外から見えた造作本棚は銭湯の天井高に届くほどで、本棚の中にもベンチがあったりと、天井の高いオープンな漫画喫茶のような空間です。
壁一面にマンガが用意されており(スーパー銭湯のマンガコーナーにも劣らない程)、つまみと一緒にクラフトビールを飲んでる人までいます。
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※2

なぜ下町銭湯なのにこんなにくつろぎスペースが充実しているのかというと、、、
この銭湯、改修されています。
改修時に男湯と女湯の脱衣所仕切りだけだった所を、休憩スペースを設けるため脱衣所をそれぞれ少しずつ狭めて真ん中に共有スペースを作っているそうです。
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※3

実はこの銭湯、一度廃業した銭湯を約半年かけてリニューアルオープンしています。
ニコニコ温泉という、廃業する銭湯の経営・運営を引き継ぎ、持ち主に家賃を支払う「銭湯代行業」の会社により復活したそうです。
そちらについては下記の記事をご覧ください。
https://shinagawa.keizai.biz/headline/3594/


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※4

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※5
肝心のお風呂はどうかというと
広さは一般的な下町銭湯くらい、洗い場の数も多すぎず少なすぎず。
改修後でキレイ目ですがタイルなど一部既存のものを使っている箇所もあるそうで、なんとなく昔からあった銭湯の面影を感じさせる、趣のある雰囲気。(当時を知りませんが。。)

ただこの銭湯で何より強調したいのは、、、

水風呂が、樽風呂であるということ。

聞くところによるとブランデーの酒樽を譲っていただいたんだとか。
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※7

熱い風呂から上がり水風呂に入り体の表面に温度の膜ができた瞬間は、もう動きたくないと思うほど気持ちいいですよね。
しかしながら他の人が入って来ようものなら、たちまち温度の膜は壊されてしまうのが銭湯の常。。。

ところがどっこい、水風呂が樽だと他の人が入って膜が壊れることがないんです!!
これがどれ程すごいことなのか、ぜひ足を運んで体験していただきたいです。
僕は3回入って3回とも気持ち良さで意識が飛びかけました(のぼせてるわけではないです)。
密かにトランス状態と呼んでいます。。

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※8
風呂上がり時間への配慮もしっかりされています。
①無料で使えるドライヤー、パナソニックの良いやつを置いてます。髪がすぐ乾く。
②風呂上がりのビールにはキンキンに冷えたグラスを用意してくれてます。
③巨大本棚の向かいは開閉可能な建具で仕切られた縁側スペースで、寒くなるまでは解放しています。


公衆浴場料金でこれほどまで楽しめてゆったりできるとは。
しかもここ、営業時間も朝の5時〜8時、昼14時〜夜26時までという銭湯好きにはたまらない優しさ。
朝風呂も、昼飯後も、風呂上がりの夕涼みも、お疲れ深夜のご褒美にも。想像が膨らみますね。

帰り道もついつい立ち寄りたくなる飲み屋がたくさんあります。
コロナの心配も考えると、焼き鳥買って家で一杯なんていうのも良いですね。
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感染症には十分に気をつけながら、適度なガス抜きに何をしようか、日々妄想しながら過ごす今日この頃です。





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