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アイヌの美しき手仕事

てら

ぐんまけん出身。1年の3分の2を花粉症に悩まされ中。最近、運動不足気味のため、インドアでもいい運動ができるスポーツを模索中。おすすめがあればぜひ教えて下さい。


日本民藝館の『アイヌの美しき手仕事』展、とてもおすすめです。

前々から行ってみたかった日本民芸館で、現在アイヌ展をやっていると教えて頂き早速初日に行ってきました。
工芸青花という本でアイヌの民芸品の話が少し出ていて、面白そうだなと心の片隅で気になっていたので、
この機会にと思い早速教えて頂いた方をお誘いし日本民芸館へ。
アイヌというと、歴史の教科書に出てくるくらいの知識しかなかったのですが、
数年前に読んだ『ゴールデンカムイ』という北海道を舞台とした漫画を読んだ時に、アイヌ文化の独特の面白さを知りました。

こちらの漫画もおすすめです。
アイヌ人の少女アシリパと元陸軍兵の杉本がアイヌの金塊を巡るギャグとシリアスを織り交ぜたサバイバルバトル漫画・・
と一概に言えない漫画なので、興味のある方はぜひ。

今回のアイヌ展では、アイヌの衣装や彫り物・道具などを展示しており、特に衣装の多さは圧巻でした。
アイヌの文様は大柄で力強く。
けれど微細な美しさを感じて、長時間しげしげと眺めても全く飽きません。
この不思議な、どれもが似ているようで全く別物のような印象の衣装たちを着て暮らしていたアイヌの人々は
民族的に美意識がとても高い人たちなんだろうなぁ、などと考えてしまいます。

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↑↑今回の展示は日本民藝館では珍しく壁の1面は写真OKとのことなので、撮ってきたのがこちら。

また他にも手彫りの刀の鞘などがあったのですが、これは男性から求婚した女性に送ったもので、
それを女性が腰に下げてくれたら求婚を受け入れてくれた証だそうで、そういったエピソードも心惹かれます。
きっと、ひと彫りひと彫り思いを込めて真剣に彫った品なのだろうなぁ、と思うと浪漫を感じますよね。
これをもらった女性はきっと、とても嬉しいだろうなぁ、と。
アイヌの男性素敵です。惚れますね。

なんて、アイヌの人々の暮らしに思いを馳せたり、その素晴らしい品々にどっぷりと浸かる1日はいかがでしょうか?
こちらの展示は11/23まで開催しております。
他の常設展示から日本民藝館の建物自体もこれまた素晴らしいものでして、ぜひまだ行ったことがない方はこの機会にぜひ。

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