外に飲みに行けない分、晩酌がよく進む日々。
いつものお酒を楽しみつつも、ちょっとリッチにお高いお酒を飲んだり、
普段飲まないような種類のお酒を飲んだりしています。
そんな楽しみ方を一人でしていても勿体ないので、
バリスタの兄夫婦とのお酒のテイスティングをしています。
彼らがバリスタなため新たな発見があり楽しく飲めるものです。
そこで特徴的だったビールをひとつご紹介。
と、その前にSCAA(米スペシャリティコーヒー協会)が発表しているフレーバーホイールというものがあります。
カフェで見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スペシャリティコーヒーから感じる味覚をこの表を基にテイスティングをするのですが、
ラズベリーやグレープフルーツといった果物から、
ガソリンやスカンクの悪臭など様々なテイストがあります。
(スカンクってどんな香りなんだろうか。。)
兄夫婦がバリスタ故に、このフレーバーを軸に味覚の判断をしています。
そしてこのフレーバーホイールを基にテイスティングをした結果、面白い味覚を感じたのはこちら。
Sierra Nevada Brewing Co. Hazy Little Thing IPA
IPA(インディアンペールエール)と呼ばれるビールの中でも近年特に人気のヘイジースタイルのビールらしく、
ホワイトグレープフルーツの果肉を感じさせる、非常にジューシーで飲みやすいビールです。
そのパンチのある味の裏に、何か違和感のある香りが混じっていました。
それがフレーバーホイールで言うところの緑の部分、青草のような香りでして、
それを意識して飲んでみると確かに植物の葉っぱの香りでした。
ビールとしての味わいが念頭にあると気づきにくい味わいも、
普段とは違う視点からアプローチしてみるとまた興味深い発見があるものですね。
クラフトビールは今やどこでも手に入るようになっていますので、
普段とは違った視点で味わってみる、そんなお話でした。
画像引用元
表紙・ビール缶画像:Sierra Nevada Brewing Co.
フレーバーホイール:SCAA